読む

7月23日(火)

今秋から、火曜日の後半は選択授業です。私の担当は、大学入試過去問で、読解を中心に、有名大学の留学生入試を解いていきます。初回は、4年前のK大学の問題。クラスの学生の力がわかりませんでしたから、少しやさしめの問題で様子見をしました。

最上級クラスの学生は、設定した制限時間をだいぶ余して解き終わってしまいました。上級になりたてぐらいの学生だと、制限時間をフルに使っても解けない問題があったようです。やはり、長文を読むスピードが違います。問題を解くテクニックというよりは、読み進むパワーの差を感じました。

問題を解いている学生を見てみると、本文や問題文を目で追っていき、答えだけさらさらとメモするのが、最上級クラスの学生です。下の方(と言っても上級には変わりありませんが)の学生は、シャープペンシルの先で単語を追いながら、時には単語ごとに区切りを入れながら読んでいます。初級のころからわからない単語で立ち止まってはいけないと指導されていますから、シャープペンシルの先が完全に止まってしまうことはありませんが、行きつ戻りつしている学生は少なくありませんでした。

答え合わせをしてみても、最上級クラスの学生は貫録勝ちです。読み取るべきところを読み取って、正解につなげていました。今回はあまり難しい問題ではありませんから、これが解けたから合格疑いなしなどとは到底言えません。でも、K大学クラスの大学なら、どこに受かってもおかしくないという感じはしました。

来週はもう少し骨のある問題に挑戦してもらいましょう。でも、骨のある問題は、模範解答を作るのに骨が折れるんですよね…。

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