関心事

7月16日(火)

先学期から、最上級クラスでは、週明けは前の週の気になるニュースについて話してもらうということで、学生たちに聞いてみました。

まず挙がったのが、「ジャニーズの社長さんがなくなった」というニュースでした。私たちの世代にとってジャニーズは憧れというか雲の上の存在で、田原俊彦とか近藤真彦とかは、確かにその前の“スター”に比べれば身近な存在でしたが、我々下々とは違うという感覚がありました。学生たちにとってのジャニーズは、亀梨和也あたりのようでした。木村拓哉という声もありましたが、やはり、亀梨の方にずっと親近感を覚えるようでした。

そんなことよりも盛り上がったのが、未明(だから厳密には「先週」のニュースではありませんが)に埼玉で起きた殺人未遂事件でした。高校生が自宅の部屋で侵入者に首を刺されたというもので、現時点で犯人はまだ捕まっておらず、高校生は命に別状ないとのことです。学生たちは、事件の背景とか関係者とかについて好き勝手なことを言って、想像力をたくましくしていました。

それが一段落したところで、日経の社説を読ませました。日本の人口減少を扱った記事です。こちらは記事の内容について、常識問題も加えて、いくつか問を設けました。記事を読ませ始めた瞬間はおとなしくなってしまいましたが、設問をみんなで考える段になると、また元気が出てきました。

残念ながら、問の答えははずれが多かったです。「三大都市圏は東京、大阪、京都」など、江戸時代じゃないんだぞと突っ込みを入れたくなる場面もありました。ただ、日本の現状に対して強い関心を持っていることはよくわかりました。この関心をさらに伸ばしていけるような授業を、今後もしていきたいと思いました。

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