7月2日(火)
先週の月曜日を最後に、この稿をずっとサボっておりました。実は、久しぶりに38度を大きく超える熱を出してしまい寝込んでいたのです。ずっと寝たきりだったわけではなく、春の健康診断の再検査を受けたり、眼科の定期検査に通ったり、アメリカの大学から来ている学生たちに授業をしたりもしていました。
検診の再検査や眼科の定期検査を受けた時も少し調子がおかしかったのですが、そこは大病院のため、風邪などでは診てくれません。ですから、内科の看板を目にしながら、指をくわえて見送るほかありませんでした。
家の近くにクリニックがあることは知っていましたが、私には縁がなかったので何科なのかは知りませんでした。駅から歩いてそのクリニックの前まで来ると、整形外科と書いてあるではありませんか。家の向こうに少し大きな病院があるのですが、そこまで行く元気もなく、反対側の駅前にもクリニックはありましたが、そこまで行って内科じゃなかったり、内科でも休診だったりしたら立ち直れないと思い、そのまま家へ帰りました。熱を測ったら38.7度で、そのまま寝ました。
私たち教師は、高い熱が出たら病院へ行けと指導していますが、熱が高かったら外へ出る気力も湧きません。でも、病院へ行って対症療法の薬をもらって飲んだら、体が非常に楽になりました。風邪はウィルス感染が原因ですから、風邪そのものを治す薬はありません。ウィルスを殺す薬はまだ世界に存在しませんから。で、風邪の時に病院でもらう薬は風邪の諸症状を和らげるものでしかありません。風邪を引いても龍角散だけで直してきた私は、そういう薬を馬鹿にしてきましたが、今回、改めて見直しました。
どうして風邪を引いたかわかりませんが、要するに体力の衰えでしょうね。去年までと同じように体を動かしてきても、疲れの蓄積が違っていて、風邪のウィルスに増殖する隙を与えてしまったのでしょう。O先生に鬼の霍乱なんて言われましたが、またかなどと言われぬように健康に気を付けて今学期を乗り越えるつもりです。