4月12日(金)
文部科学省から学習奨励費の案内が来たので、受給希望者を募っています。政府の財政状況を反映してか、年々支給額が減っていますが、やはり、学生には奨学金は魅力的に映るようです。申し込み受付をしていた1階カウンターは、休み時間のたびに黒山の人だかりでした。
しかし、その“黒山”の大部分は、1次スクリーニングで落とされます。出席率の基準を厳しくしていますから、ちょっと体調が悪い程度で休んだり、しょっちゅう寝坊したりしているような学生は、そこでアウトになります。絶対休むななどとは言いませんが、気安く休む癖は持ってほしくないです。病気になったら休むのはしかたありませんが、病気にならないように健康管理することも、留学生の義務だと思います。
成績面で引っかかる学生もたくさんいるでしょう。学期を通し絵の各科目の成績は、せめて80点は取ってもらいたいです。学校を代表して学習奨励費をもらうのですから、それぐらいのすばらしい成績は取って当然です。かろうじて合格とか、ましてや赤点など、学習奨励費受給者として、絶対に許されるものではありません。でも、漢字が苦手だとか、作文は嫌だとか言って、努力を怠る学生がそこかしこにいます。そんな学生が名前を書いていたら、真っ先に消さなければなりません。
そして何より、この1年間、学校全体を引っ張ってくれそうな学生を選びたいです。卒業まで模範生であり続けるのは苦しいことだと思いますが、周りからの期待やプレッシャーをはねのけられた学生は、進学でも自分の思いを成し遂げています。
申し込みは、来週初めまで受け付けています。ぐっと絞って珠玉の数名になったら、最終面接に取り掛かります。