2月20日(水)
選択授業の作文は、先週の中間テストのフィードバックをしました。全体的には思ったよりよく書けていましたが、もちろん間違いは山ほどありました。その間違いを乗り越えて学生たちの思いが伝わってきたということは、学生たちの筆力がけっこう高いということでしょうか…。
いつものように、各学生の文章から誤用を含む文を1つずつ選び、それを1枚のプリントにまとめ、学生に配って訂正させました。1人でクラス全員文を直していたら日が暮れても終わらないでしょうから、数人で数本の誤文訂正をしてもらいました。このやり方に慣れてきたのか、クラスも違うあまり話したことがない学生とも議論を交わすことができるようになっていました。
そして何より、話し合いの結果を発表してもらうと、ほとんどの文の間違いがきちんと訂正されていたのです。こちらの狙い通りの文法を使い、単語の誤用を改め、文意を明確にするために前後を入れ替えるなど、心の中では密かに驚いていました。三人寄れば文殊の知恵とはよく言ったものです。
でも、これを自分ひとりでできるようにならなければならないんですよね。授業で文章を書くときは誰の助けも借りられないのですから。こういうことを繰り返していけば、自分とは違った視点から文章を見る目が養われるのではないか、そうなると今まで犯していた間違いがなくなるのではないかと期待しています。今週は新しい課題に取り組みませんでしたが、来週は今学期前半とは違ったタイプの文章を書いてもらうつもりです。そのときに、この効果を遺憾なく発揮してもらうことを大いに期待しています。