1月15日(火)
昨日は1月の第2月曜、成人の日で休みでした。成人式らしい人を2人ばかり見かけました。でも、私の感覚では、成人の日はいまだに1月15日です。調べてみると、ハッピーマンデー制度によって成人の日が1月15日ではなくなったのは2000年のことで、もうすぐこの制度ができてから生まれた人たちが成人式を迎えるのですね。
今年のKCPの成人式は、古式に則ったわけではありませんが、本日・1月15日でした。この日が成人の日だったのは元服の儀式が行われたことにちなむので、本当は軽々しく動かすのはいかがなものかと思います。でも、元服の頃の1月15日はもちろん旧暦で、現在の暦とは時期がだいぶ違いますから、あんまりこだわってもしょうがないとも言えます。
式は昼休みに行われました。せっかく本来の成人式の日である1月15日になったのに、儀式らしく正装で参加した学生が少なかったのは残念でした。でも、きちんと成人式の意義を理解してスーツ姿で来てくれた学生を見ていると、うれしくもあり、こちらも気を引き締めねばと思えてきます。
大人になるとは、“すごい”と思われることが少なくなることだと挨拶しました。できて当たり前、して当然と思われることが多くなるのです。それは責任が増すことにも自覚が求められることにもつながります。こういった周りからの期待に応えていかねばならないというプレッシャーも感じることでしょう。それらを乗り越えて、家族からも友人からも教師からも一目置かれる存在になることが、大人になることなのだと思います。
正装で式に臨んだ学生たちは、大人の自覚が芽生え始めているんじゃないかなと思いながら、スピーチを終えました。