教室が寒い

12月10日(月)

昨日からグーンと寒くなり、北国では平年よりだいぶ遅れたものの初雪が見られました。今朝は昨日以上に寒く、日中も10度を下回る寒さでした。最高気温は最も寒い時期よりも低かったのですが、最低気温は、あんなに寒くても平年以上でした。今年は暖冬でしたから、ちょっとの寒さが身にしみるのでしょう。

朝、クラスに入ると、暖房がついていませんでした。初級、特にレベル1は、相当寒くても授業が進むにつれてクラス全体が熱を帯びてきて、暖房どころか半袖になる学生も出てきますが、上級はそういう展開はあまり考えられません。予想通り、授業は淡々と進み、教室は寒いまま。コートを脱がずに授業を受けている学生もいます。上級ですから、寒かったら「エアコンをつけてください」ぐらい言えるはずですから、私は何ともない顔で授業をしていきました。うまい具合に、“寒い”と“お寒い”の違いは何かなんていう問題もありました。学生みんなが寒いのに耐えながら授業を受けているなんて、まさにお寒い教室です。

このクラス、テストをするとそれなりにできるのですが、みんなの前で話すのが好きじゃない学生が多いのです。面談のような1対1ならよくしゃべっても、授業で指名すると黙りこくってしまうか小声で必要最小限のことをボソッとつぶやくだけなのです。学期の最初のクラス作りで何かを間違えてしまったのでしょう。話す雰囲気を醸成できなかったのは、私の失敗です。

もう一つ、みんな大学院や大学の試験に気を取られて、落ち着いて授業を受けるどころではなかったこともあるでしょう。それから、最近は年を追うごとに個人主義の学生が増えています。個人主義だったら自分の肌感覚でエアコンをつけちゃうような気がします。でも、それほど暴れん坊じゃないんですね。

今週はもう少し寒い日が続きます。風邪をひかないように、授業前にエアコンをいれておいてあげましょう。

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