6月15日(月)
年1回の定期健康診断を受けました。会場の病院へ行くと、すでに大勢の人が。今年はちょっと出遅れたかな。血液検査では、血管が浮き上がらない人を横目にあっという間に終わってしまい、密かな優越感を味わいました。胃のレントゲンでは、今年はバリウムを飲んでから台の上でいつもより回転させられたような気がしました。肺活量測定の担当者がここ2、3年とは違っていましたが、勢いのよすぎる声のかけ方はおんなじだなと思いました。心電図や超音波の検査の担当者は、落ち着いたトーンで指示を出します。肺活量の人がこの担当だったら、検査を受けた人はみんな異常が出ちゃいそうです。
こんな調子で、私はこれといって緊張することなく検査を受けました。ここ数年、眼底検査で緑内障に引っかかるだけで、あとはきわどいところで不合格という数値があったりなかったりという結果が続いているからです。今年もこれといった自覚症状がありませんから、おそらく今までどおりという結果の落ち着くのでしょう。でも、その今まで同じというお墨付き(?)をもらって安心することが、健康診断の意義だと思います。お墨付きによって、仕事でも日常生活でも前向きにやっていく気持ちになることが大事なのです。
午前中に検査を終わらせ、午後はいつもどおり授業。先週の金曜日にカンニング疑惑を起こしたZさんを捕まえて説教と思っていましたが、その本人が欠席のため、見事に空振りでした。友人のJさんにメールか何かを送ってきたようで、私はJさんから腹痛という理由を聞きました。欠席するときは担任の先生に連絡しろと、クラスの中で何回も注意しています。にもかかわらずそうしないで休むとは、限りなく仮病に近いと踏んでいます。
最近の学生はお金持ちです。学生たちにこそ健康診断を受けさせ、その結果に基づき生活指導も受けさせたいです。そうすれば、腹痛などというどうでもいいような理由で休む学生が、全滅とまではいいませんが、激減するのではないでしょうか。