厳しい話

6月11日(木)

6月も半ばに差し掛かり、7月期に向けての動きが始まっています。私は受験講座の説明をしています。今まではニュートラルな立場で受験講座の内容を説明してきましたが、今回は厳しい話をしています。

毎学期、受験講座開講当初はどうしたらいいかわからないほどの数の学生が集まりますが、最後まで続く学生はあまり多くありません。最初は張り切ってあれもこれも何でも受講を申し込みますが、各科目の勉強はそんなに生易しいはずがなく、挫折を余儀なくされる学生が後を絶ちません。途中でやめると、こちらの事務処理も面倒くさいですが、それ以上に学生の心に挫折感が残るのではないかと危惧しています。

そういう学生を減らすために、あえて厳しい話をし、それを乗り越える自信と覚悟がある学生だけを受け入れようと考えているのです。現時点で受験勉強を何もしていなくて、来春の進学なんて土台無理な話です。自分の適性を見極めて大学で何を勉強するか決めるなんていうのは、国にいるうちにしておかねばならない仕事です。また、決して楽しいとはいえない受験勉強を合格するまで続けられる精神力と肉体のタフさも必要です。

話をしているうちに、聞いている学生たちの顔つきが暗くなってきました。それでも日本で勉強したいという気持ちに変わりはないか、申し込み締切日まで自問自答し続けてもらいたいです。

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