6月1日(金)
今年の、主に私立大学の入試日程を調べています。「6月中旬発表」などというところが多いため、日程を完全に把握するには至っていませんが、いろいろと思うところがありました。
まず、改めて学部名が多彩になったと感じさせられました。工、理、医、薬、文、法、商など、漢字1文字の学部名が多かった私が受験生だった頃と違って、グローバル・コミュニケーション、キャリアデザイン、情報コミュニケーション、コミュニティ福祉など、カタカナ花盛りです。漢字1文字組も、デザイン工学部、システム理工学部、創造理工学部、情報理工学部、総合数理学部、化学生命工学部、生命医科学部などカタカナと組み合わせたり漢語を加えて一ひねりしたりしています。漢字にしても、総合政策学部、政策創造学部、総合文化政策学部、人間健康学部、人間福祉学部、総合人間科学部、地球社会共生学部など、名前が伸びる傾向があります。学科名はこれに輪をかけて複雑です。勉強内容を細分化明確化して受験生を引き付けようと考えているのでしょう。私たちも各学部で何が学べるのか、学生自身がどういう将来像が描けるのかきちんと研究して、進路指導していなければなりません。
それから、受験が長丁場になる例が相変わらず多いということも感じました。まだ残暑が厳しい頃に出願したのに、最終結果が出るのは年が明けてからという例もあります。11月のEJUの結果が出るのが12月29日ごろだというのも、その理由の一端だと思います。結果が出るまでは長丁場ではなくても、合否が決まってから入学まで半年もある例が見られます。ギャップイヤーのように有意義に過ごしてくれればいいですが、気が緩んでしまうのではないかと、心配になります。
今月は、上位校のオープンキャンパスがぼちぼち開催され、こちらにも学生を送り込みたいです。おとといの進学フェアで盛り上がった学生の意識レベルを保っていこうと思っています。