4月12日(木)
毎朝職員室のお掃除に来てくださっているHさんのお孫さんは、今月から中学生です。家は御苑の近くで、3月まで花園小学校に通っていました。ところが、中学校は四ツ谷の迎賓館の近くになってしまいました。地図で見ると、2キロほどの道のりになります。通学時間も、ほんの数分から30分ぐらいに延びました。始業日は、中学校の思い教科書を何冊も手に提げて帰ってきたため、手のひらの皮がむけてしまったとか。少子化進行による学校の統廃合がもたらした小さな被害です。花園小学校から迎賓館まで、家並みは途切れることはないのに、子どもはいないんですね。
午後は仕事が立て込んで、お昼が4時半になってしまいました。近場で済ませてもよかったのですが、何となくふらふらと3丁目のほうまで遠征しました。食べ終わって店を出たのが5時ちょっと過ぎ、学校へ向かって靖国通りを歩いて帰っていると、私の顔を見てあわててぴょこたんと会釈する人が数名。どうやら、授業を終えた午後クラスの学生たちが、西武新宿駅方面に向かうのにぶつかったようです。西武新宿線沿線に住んでいる学生は、大半が西武新宿からKCPまで歩きます。明治通りや職安通り付近に住んでいる学生たちも、ほとんど徒歩通学です。
西武新宿駅からだと1.4キロほど、大久保からだと2キロ弱。Hさんのお孫さんの通学距離より短いです。往復で3キロか4キロなら、運動不足にならなくてちょうどいい距離なんじゃないでしょうか。幹線道路を歩きますから、おいしい空気を吸いながらとはいきませんが、留学して足腰まで丈夫になれば、言うことなしじゃありませんか。