1月26日(金)
今学期初めての文法テストがありました。「話そうにも話せなかった」としなければならないのに、「話しようにも話さなかった」という答えが続出し、がっかりさせられました。曲がりなりにも上級クラスなのですから、「話します」の意向形を「話しよう」とするのはやめてもらいたいです。また、後半は可能動詞の否定形と教えられているはずなのに、「話さなかった」とするのは、覚え方がいい加減なのでしょう。
やっぱり、授業に集中している学生は、こういった落とし穴に引っかかることがありません。授業中の発話が多く一見できそうな学生でも、今までの積み上げが適当だと、助詞を抜かしたり間違えたり、動詞の自他を間違えたり、その文法を使う場面が違っていたりなど、減点につながるケースが多数見られました。
教える立場からすると、学生の正確さを増すためにはどうすればいいかを考えなければなりません。初級は口頭練習が命ですが、書き言葉の文法が中心となる上級ではそれ以外の対応も求められます。この試験結果から怪しい学生がよりくっきり浮き彫りになりましたから、来週以降そういう学生にしかるべき指導をしていかねばなりません。
そんなことで頭を抱えているところへ、YさんとBさんから合格の知らせが届きました。2人ともさんざん面接練習に付き合いましたから、思わず微笑んでしまいます。面接以外の試験で合否の大勢が決まっていたのかもしれませんが、面接練習でボコボコにされて這い上がってきただけのことはあります。来週面接を控え、今週面接練習をしたSさんやKさんも良い結果を引き寄せてもらいたいです。