2月9日(木)
K大学に合格したCさんが、入学手続でわからないことがあると言って、私のところへ来ました。K大学から送られてきた資料を読みましたが、私にもわかりませんでした。「これはK大学に電話して、直接聞くしかないね」と言うと、Cさんはかけてくれといわんばかりの視線を私に投げかけました。
かけてあげてもよかったのですが、いつまでも私たち日本語教師がCさんのそばにいられるわけではありませんから、自分でかけるようにと促しました。「緊張しますからどう聞いたらいいかわかりません」と言いますから、尋ね方を教えて、Cさんにかけさせました。問い合わせて得られた結論はCさんにとって必ずしも喜ばしいものではありませんでしたが、Cさんは1つの大仕事を成し遂げたような表情をしていました。
PさんはE大学を目指しています。E大学の独自試験の準備をしています。数学の問題を解いたところ、答えは合っていたものの、解き方は模範解答と全然違っていました。それで、自分の解き方でも点数がもらえるかと私に聞いてきました。
Pさんの解き方は、間違ってはいませんが、大学に入ったら通用しない考え方に基づいていました。練習問題レベルならそれでも答えが出せますが、もっとひねった問題となると苦しくなるでしょう。そういうことをアドバイスしたら、ちょっと苦笑いしながら納得してくれました。
来週の月曜日から、6月のEJUの出願が始まります。もう少しで今シーズンが終わると思ったら、もう来シーズンが始まろうとしています。なんと慌しいことでしょう。