12月23日(金)
天皇陛下には申し訳ないのですが、天皇誕生日の祝日にもかかわらず、KCPは仕事をしました。来週の月曜日が2015年1月生の卒業式だからです。昨日の期末テストの採点のほか、私にはEJUのデータ整理という仕事もあります。そこへ持ってきて進学相談も飛び入りで加わり、想定以上の商売繁盛の一日となってしまいました。
仕事をしながらも、気になるニュースが一つ。それは、昨日の新潟県糸魚川市の大火です。糸魚川へは、何年か前にフォッサマグナミュージアムを見学しに行きました。地学ファンにはたまらない展示内容で、機会があれば、フィールドワークにも行きたいと思っていました。
火事があったのはフォッサマグナミュージアムとは線路を挟んだ反対側で、雁木のある古風な街並みが続く地域です。足早に通り過ぎただけでしたから、いずれ趣をゆっくり味わってみたいと思っていました。それだけに残念でなりません。木造の建物が密集していたから火が広がってしまったとのことですが、その木造の建造物群がえも言われぬ味わいを醸し出していたのです。いずれ再建されるでしょうが、同じ街並みが戻ることはないでしょう。
もうすぐお正月というのに焼け出された方々を思うと、言葉がありません。昨日は南風が吹いて20度まで気温が上がりましたが、アメダスのデータを見ると、夜半から風向きが変わり、日が改まるとともに朝から日中にかけて気温が下がっています。明日以降は冬が本格化するとのことです。3.11直後の寒々とした風景が脳裏をよぎりました。
3.11もそうでしたが、自分の足で歩いたり空気を吸ったりしたことのある町が災害に見舞われた姿を目にするのは、何とも心が痛みます。糸魚川の一日も早い復活を祈ってやみません。