KCP地球市民日本語学校ライン

　私たちはこの1年半の間仮校舎で過ごしてきましたが、いよいよ新校舎が完成し、4月から新校舎で授業が始まりました。
　新しい校舎のにおい、真新しいぴかぴかの机、広いラウンジ、学生ばかりでなく、教師の皆さんも興奮気味で新学期がスタートしました。
　約1ヶ月が経ち、少し落ち着いてきましたが、最近学生が小さい声でぽろり漏らした一言。「先生、前の学校のほうがよかったです」
　「ええっ、古い校舎のほうがいいの?」「前の学校は古かったですが、狭いですから学生と学生が近かったです」と言いにくそうに話してくれました。
　確かにKCPは文字通り学生とも教師とも距離が近く、何でも話しやすいアットホームな環境で、強い絆が育まれるのが最大の魅力かもしれません。
　教室は広く机も大きくなって、物理的な距離は離れたけれど、学内の人と人との関係は今までと変わらず、温かいものにして行きたいと思います。