変わるお祭り

5月27日(月)

昨日は花園神社のお祭りがありました。毎年町内会からお誘いがあり、学生におみこしを担がせてもらっています。おみこしを担いだ学生たちは、異口同音にいい体験ができたと言います。今年も3名の学生が参加しました。その写真を見る限り、満足そうな顔をしていました。

花園神社のお祭りは、KCPの学生のような外国人も加えながら、ずっと続いています。おそらく今後もこういう形で引き継がれていくことでしょう。新宿区は外国籍の方が大勢住んでいます。お祭りのような伝統行事にそういう方を巻き込むことで、地元意識を高めることも考えられているのでしょう。

岩手県奥州市で千年以上も続いてきて、国の無形文化財にも指定された蘇民祭が、今年で幕を閉じました。担い手の高齢化が最大の理由です。残念だという声も上がりましたが、祭りを支える人がいなくては、続けようがありません。花園神社のお祭りは、蘇民祭に比べると、ずっと恵まれています。

また、昨日は福島県南相馬市で相馬野馬追祭が行われました。相馬野馬追祭は、去年までは7月下旬に行われていました。しかし、最近の7月下旬は、東北地方でもかなりの酷暑で、祭りに参加する人馬ともども大いに体力を消耗するようになったそうです。それゆえ、今年から2か月早めたというわけです。

報道によると、時期を早めたことは、参加者にも観客にも好評だったようです。7月下旬にこだわっていたら、こちらも中止に追い込まれていたかもしれません。熱中症によって犠牲者が…などとなる前に伝統を変えたことは、英断だったと思います。

担い手が増やせるお祭りや伝統を変えられるお祭りは、生き残れます。高齢化過疎化の大波に耐えられないお祭りは、どんなに見る人を感動させようと、消えていくのです。寂しく厳しい話ですが、これが日本の伝統文化の偽らざる現状なのです。

日本語教師養成講座へのお問い合わせはこちらへ

睡魔

5月24日(金)

Mさんは、私なんかが普通の日本人としゃべるのと同じ調子で話しかけても会話が成り立ちます。語彙も豊富で、十分に超級の力があります。来年、゛いい大学”に入ろうと、英語の外部試験を受け始めています。日本語プラスで総合科目の勉強もしています。

毎週金曜日は、6月のEJUに備えて、EJU日本語の過去問を解く授業をしています。先週は川越旅行でお休みでしたが、今週からは本番直前の6月14日まで、追い込み態勢でガンガンやっていきます。

Mさんも、もちろんこのクラスの一員です。先々週は翌日TOEICを受けるからと欠席しましたが、今週は最前列で試験に臨みました。私が見ていた読解の時間は、問題文をかなりのスピードで読み、次々にマークシートを塗りつぶしていました。

ところが、試験終了後、「先生…」と、いくらか沈んだ声をかけてきました。聴解の問題の最中に寝てしまったというのです。今回に限らず、テストの最中に眠くなることがよくあるそうです。「どうしたらいいですか」と聞かれましたが、確実に効く解決方法はありません。コーヒーをがぶ飲みせよというのも、シャープペンシルの先で腕を突っつけというのも、万能ではありません。カフェインには利尿作用がありますから、目が覚める代わりにトイレに行きたくなるかもしれません。本気で眠くなったら、シャープペンシルで突っつく前に寝落ちしてしまうでしょう。

緊張感が足りないのかなあと思います。Mさんがどのくらいプレッシャーに強いかわかりませんが、1問たりとも間違えられないという精神的負荷を感じるくらいがちょうどいいのかもしれません。平常心を保つのと緊張感に欠けるのとは、別問題です。

MさんはKCPの希望の星ですから、ぜひとも眠気との戦いに勝ってもらいたいです。

日本語教師養成講座へのお問い合わせはこちらへ

書類作成

5月23日(木)

木曜日は初級の学生対象の大学進学授業があります。日本の大学の特徴、大学入学までのロードマップ、EJUの中身、留学生入試には付き物の面接試験の概要などを話してきました。先週は、具体的にどんな大学があるか、画像も交えて紹介しました。

今週は、思い切って出願書類を書いてもらいました。と言っても、まだ具体的な志望校が決まっていませんから、昨年以前の入試の書類を練習用として使いました。予想通り、失敗だらけになりました。

まず、何を書いていいかわかりません。名前だって、漢字で書くのかアルファベットで書くのかカタカナで書くのか、初級の学生にはわかりません。「本国の住所」を「日本国の住所」だと思った学生もいました。履歴書の学歴では、“上段に学校名、下段に所在地”と明記してあるのに、逆に書いてしまいました。所在地にしても、国名しか書ない学生から、番地まで書こうとしたけど番地がわからなくて困っていた学生まで、いろいろでした。職歴にアルバイトを含めるかというのは、上級の学生でも聞いてきます。また、ない場合「なし」と書くというのも、上級の学生もできない人が多いですね。

さらに苦労したのは経費支弁書です。初級の学生には無理なことはわかっていましたが、すぐには書けないこと、親元に送って署名してもらわなければならないので時間がかかることなどを実感してほしかったのです。学生たちは十二分に実感したようです。

志望理由書は、初級の学生の日本語力ではまだまだ書けません。用紙を使わせてもらった大学は1000字を要求していましたが、A4の両面に普通の原稿用紙よりもずっと小さいマス目が印刷されているのを見ただけで、大変さが伝わったようでした。

単に日本語が上手になるのとは別な側面のするべきことが学生たちに見えてきたら、この授業は成功です。毎年、書類不備で書き直させられたり門前払いを食らったりする学生がいますから。

日本語教師養成講座へのお問い合わせはこちらへ

発掘

5月22日(水)

来月、校内で大学大学院進学フェアが開かれます。それに参加してくださる大学の紹介資料を作っています。学生が知っている大学と言ったら東大と早稲田ぐらいですからね。その東大と早稲田も、名前を知っているという程度で、どれだけ“すごい”大学なのかは、誰も知らないでしょうね。そんな程度の情報しか持ち合わせずに志望校を決めたら、間違いなく後悔します。そうならないように、学生の選択肢を少しでも広げようと、進学フェアを開催するのです。

さて、その紹介資料を作るには、まず、それぞれの大学のページを参考にします。キャンパスの所在地、学部・研究科の構成、学部と大学院の学生数、学部卒業生の大学院進学率など、大学の基礎データを集めます。授業中に毎日1校ずつ各クラスでその日の先生に紹介していただくので、詳しいことまでは載せません。詳細はフェア当日に担当の方に聞いたり、もらったパンフレットで調べたりしてもらいます。

ところが、この基礎データがサイトのわかりやすいところに置いてある大学と、なかなかたどり着けない大学とがあります。A大学は学部と大学院研究科の全体像がつかめず、B大学は大学院進学者数を見つけるのに一苦労どころではなく、C大学はキャンパス所在地を示すわかりやすい地図がなく、…という調子で、思ったより仕事がはかどりませんでした。

ここで精根を使い果たしてしまうと、その大学を学生に印象付けるネタを探してこようという気が湧いてきません。D大学もそんな大学でした。こちらは多少付き合いがありましたからいくらか情報があり、それを基に学生が食いつきそうな画像を見つけ出しました。

私がこんなに苦戦するのですから、学生がある大学について知ろうと思っても、入試日程やせいぜい奨学金ぐらいしか情報が得られないかもしれません。そうすると、その大学は、学生にとってその他大勢の1つに過ぎません。これでは受験生の確保も危ういのではないでしょうか。

私だって、調べた結果興味が深まった大学には、フェアの当日さらにもっと話を聞いてみようと思うでしょうし、学生にも薦めてみようとするでしょう。そうすると、私の口車に乗って、1人ぐらい出願し受験し合格し、入学するかもしれません。

大学のみなさん、お忙しいこととは存じますが、使いやすいホームページを作ってくださいね。

日本語教師養成講座へのお問い合わせはこちらへ

EJUのもっと先

5月21日(火)

毎週火曜日は、日本語プラスで大学進学のガイダンスのような授業をしています。このところ大学の留学生入試の仕組みを説明してきました。先々週は志望理由書、先週は面接、そして今週は各大学の独自試験の日本語について話しました。

留学入試の日本語試験は各大学でまちまちです。JLPTの言語知識(文法と文字語彙)のような問題を出すところ、日本人の高校生でもハードに感じるだろうと思われる読解をさせるところ、聴解までやるところなど、千差万別です。超級では来学期あたりからこういう問題を授業に取り入れていくというのが例年のパターンですが、私が担当している日本語プラスの学生たちは中級が主力です。そういう問題に触れるのも初めてだったかもしれませんし、予告なしだったこともあり、面食らっているようでした。

小論文のパターンも紹介しました。長文を読んで意見をまとめるのは手に負えないでしょうから、軽めの過去問を紹介しました。それでもすぐに書ける代物ではないと感じているようでした。社会問題について意見を書く問題でしたから、その社会問題についてある程度の知識がないと書きようがありません。そして、今年の入試で取り上げられそうなテーマもいくつか挙げました。能登半島地震は知っていると言っていましたが、どこまで深く知っているのでしょう。そこから防災とか過疎化とか、更なる問題と関連付けて文章が書けるでしょうか。

少なくとも、日本や世界の動きに敏感であってほしいものです。円安だと仕送りを円にした時増えるからうれしいなんていう程度では、どこの大学も拾ってくれないでしょう。これをきっかけに、今から目を外に向けてもらえれば、学生たちの将来は明るくなるでしょう。

日本語教師養成講座へのお問い合わせはこちらへ

一応治りました

5月20日(月)

雨が上がってからだいぶ気温も上がりましたが、朝は寒いくらいでしたね。先週から夏装束ですが、今朝はさすがに半袖で家を出る気にならず、しっかりカーディガンを重ねました。

午前中、カーディガンを羽織り、傘を差して整形外科まで足のけがを見てもらいに行きました。今月で骨を折ってからかれこれ4か月になります。3月からは月に1回の通院で、痛い目に遭わされるわけではありませんが、病院というところは、やっぱり心弾むところではありません。

撮ったばかりのレントゲン写真を見た先生は、「痛みがないということですから、今回でとりあえず治療終了ということにしましょう」と言ってくれました。「新たに何か症状が現れたら、また来てください」ですから、仮釈放といったところでしょうか。

そうです。あくまでも仮釈放です。「骨が完全にくっつくには1年かもっとかかるでしょう」とのことですから、少なくとも来年の今ぐらいか夏休みあたりまでは、骨を折った左足にはあまり負担をかけないに越したことはありません。飛んだり跳ねたりは、まだまだ禁物です。とはいえ、連休は連日3万歩以上、山道も含めて歩き回りました。そんな無茶をしてもレントゲンで異常なしだったのですから、自信を持っていいのかもしれません。

ただ、ギブスやサポーターで足首を固定していたせいで、左の足首の動きがぎこちないです。右に比べると可動範囲が狭まっているような感じがします。こちらは自分で足首を回しながらでもほぐしていくほかないでしょう。先生に聞き忘れてしまいましたが、もう足裏マッサージは解禁でいいのかな。だったら、久しぶりに行きたいんですが…。

日本語教師養成講座へのお問い合わせはこちらへ

座りっぱなし

5月18日(土)

昨日は川越課外授業でしたが、今学期の次の学校行事は、6月10日の大学・大学院進学フェアです。参加校がほぼ決定しましたから、来週あたりから学生たちに進学フェアがあることを伝え、進学するつもりが少しでもあるのなら必ず出るようにと指導していきます。

教師が口で出ろといくら繰り返しても、学生はそう簡単には動きません。ですから、パワーポイントで視覚に訴える資料を作ることにしました。参加校には、学生誰もが知っている大学もあれば、日本人には有名でも留学生には無名な大学もあります。また、学生たちが知っていると言っても、名前と偏差値レベル程度でしょう。ですから、パワーポイントで各大学のそれ以外の特徴を紹介して、学生たちに具体的なイメージを明確に持ってもらおうと思っています。

そう思って資料作りを始めると、私自身も各大学について特別詳しいわけではないことを痛感しました。例えば各大学の学部卒業生の大学院進学率を調べてみると、意外と高かったり低かったりしました。各大学のウリは何かとなると、かなり気合を入れて調べなければなりませんでした。まず、私がその大学に入りたくならなければならないんですよね。

試行錯誤を繰り返しながらでしたから、参加予定校の3分の1ほどで終わってしまいました。でも、資料作成の要領はつかめましたから、月曜日以降ははかどることでしょう。

昨日は朝から1日中川越の街を歩きつづけましたから、スマホの歩数計が3万4千歩余りを記録しました。しかし、今、歩数計を見てみたら、わずかに3729歩。そうだよね。お昼にちょっと外に出ただけで、ずっとパソコンの前だったもんね。そのぐらい根を詰めて作ったんですから、学生のみなさん、来週の大学紹介、見てね。見なくても10日は必ず出てね。

日本語教師養成講座へのお問い合わせはこちらへ

好天に恵まれました

5月17日(金)

朝から快晴。7時に本川越駅に着きました。先生方への事前説明で示したおすすめコースを歩いて氷川神社へ向かいました。大正浪漫通りにはたくさんの小ぶりのこいのぼりが、四万十川などで行われているような、川の両岸を差し渡してたなびかせるのと同様に、道をまたいで泳いでいました(ところが、いつの間にか片付けられてしまい、昼間通りがかったときには、夢幻のごとく、何もありませんでした)。富士見櫓跡に上ると、マンションのすき間から富士山の頂上部が見えました。新河岸川遊歩道から木立の向こうに氷川神社の大鳥居が見えると、やっぱり立派だなと感じました。菓子屋横丁は店がまだ開いておらず、観光客も皆無でした。蓮馨寺は、毎朝お参りしていると思われる地元の方が数人手を合わせていました。境内を掃除している方もいましたが、こちらも毎朝なのでしょうね。

1周して駅に戻ると、先生方が少しずつ集まり始めました。その後学生も来始めましたが、学生も教師もみんな直射日光を避けて日陰に集まったため、駅構内から出る通路を塞いでしまいました。これは反省事項です。

あれほど時間厳守と指導しておいたのに、定刻になっても学生の集まりは7~8割だったでしょうか。“いい学生”と評判の学生も、定刻過ぎの電車で到着し、慌てて集合場所に向かっていました。冷たくおっぱなして出発しても、結局こちらの手に負えなくなるだけですから、待たざるを得ません。これは永遠の課題です。

時の鐘付近で学生の整理に当たっていると、超級クラスのグループが来ました。正午少し前だったので、12時に鐘が鳴ると教えると、写真を撮りながら待っていました。私も時の鐘を聞くのは初めてでした。自動で撞木が鐘から離れ、今か今かと待ち構えていると、撞木が解き放たれて鐘を撞きました。思ったより小さな音(それでも付近には十分響きました)でした。鳴っていない鐘を見上げているくらいが、想像力が掻き立てられて、かえって面白いんじゃないかなと思いました。

超級グループの学生たちが鐘を聞いた後すぐに立ち去ろうとしたので、時の鐘の奥に祭られているお稲荷さんを拝んだかと尋ねました。拝んでいないと答えたので、「ここは合格に著しいご利益があると言われているのに、そこにお参りせずに行ってしまうんじゃ、お前ら全員だめだな」と脅したら、慌てて拝みに行きました。みんな、受験に関しては必死なんですね。

外歩きをする課外授業は、“天気よければすべてよし”みたいなところがあります。最終集合場所の蔵里にやってきた学生たちは、みんな満足そうでした。歩き疲れたDさんやGさんたちのように、しばらくの間座り込んでいる学生もいました。ここでも定刻になっても現れない学生がいて、教師が連絡を取る場面が見られました。体験イベントに夢中になっていたとのことでしたから、担任の先生からは大目に見てもらえたようです。

私は、うっかり、夕方歯医者の予約を入れてしまったので、へとへとの体を引きずって歯医者へ行きました。口を開けたまま、寝てしまいそうになりました。

日本語教師養成講座へのお問い合わせはこちらへ

大阪の巨星墜つ

5月16日(木)

やはり、キダタローさんが亡くなったことに触れなければならないでしょう。私はもちろんお会いしたことはありませんが、探偵ナイトスクープで深く印象付けられました。

昨年新たに入局した桂二葉に対して、きれいな大阪弁を使っていると評していました。私も、アクセントに乱れがなく、「してはる」という敬語を過不足なく使っていることなどから、聞いていて気持ちがいいなと思っていました。キダタローさんも同じように感じていたのかと、自分の耳に自信を持ちました。

このほかにも、「浪花のモーツァルト」と呼ばれていたり、かに道楽やアホの坂田の作曲をしたりと、常に大阪を愛し、大阪に軸足を置いた活動を続けていました。その活動は、芸能人というよりは文化人というべき幅広さでした。大きく言えば、近松門左衛門からの系譜を継ぐ人でした。

私は東京生まれで東京育ちと言ってもよい人間ですが、そういうキダタローさんが好きでしたし、だから注目もしてきました。そんな方が亡くなり、寂しい限りです。キダタローさんの後が継げる人って誰でしょう。すぐには思い浮かびません。こう考えると、実に偉大な人物を失ったものです。

キダタローさんの死因は報じられていませんが、93歳という年齢からすると、老衰に近かったのでしょうか。でも、老衰というのは、生前のキダタローさんのエネルギッシュさからほど遠い気もします。いずれにしても、今頃は空の上で探偵ナイトスクープ初代局長の上岡龍太郎さんと旧交を温め合っていることでしょう。

ご冥福をお祈りいたします。

日本語教師養成講座へのお問い合わせはこちらへ

聞く力

5月14日(火)

留学生の大学入試には、必ずと言っていいほど面接があります。受験生の日本語力を確かめることはもちろん、勉学に対する意欲や、4年あるいはそれ以上に及ぶ留学生活に耐えられるかどうかも見ていることでしょう。そして、各大学のアドミッションポリシーに合致した留学生を選抜していることと思われます。

いろいろな大学の先生方の話を総合すると、面接試験はコミュニケーション能力の試験でもあるようです。日本語でコミュニケーションが取れない学生は、指導のしようがないので入学させないという考えの大学もあります。志望理由や将来の計画など王道的な質問だけでは、暗記してきた模範解答でかわされてしまいます。それ以外に、受験生の人となりや社会性を見る質問もなされます。

さて、コミュニケーションとは何でしょうか。自分の気持ちや考えを相手に伝えられればコミュニケーションは完了でしょうか。いいえ、相手の気持ちや考えを理解することも含まれます。受験生はとかく前者に力を入れがちですが、後者がなければそれは自分の思いの押し付けに過ぎません。

そうならないためには、相手の話をきちんと聞いて受け止める力が重要です。しかし、この力は上級になれば身に付くといったものではありません。日頃からスマホではなく人間に向き合わなければ、この力は伸びません。翻訳ソフトの助けを借りてばかりでは、うわべだけの理解しかできません。その言葉に込められた重層的な意味など、想像の埒外でしょう。

日本語プラスの進学授業で、面接試験の大学側にとっての意義を訴えました。今のうちからそういう意識で準備していってもらえば、文字通り実りの秋が迎えられるはずです。天皇陛下も田植えをされたとのことです。今から秋を楽しみにしていましょう。

日本語教師養成講座へのお問い合わせはこちらへ