Monthly Archives: 6月 2024

アラーム発報

6月3日(月)

午前中T先生の代講をすることになっていたので、朝、1人でその準備をしていると、職員室のあちこちでけたたましい警戒音が鳴り響きました。「地震です、地震です」という声に驚いてスマホを見ると、6:32。「富山湾で地震発生」とスマホは叫び続けます。富山湾から東京までなら1分ぐらいかかるだろうと思うと同時に、震度は最大4ぐらいかなと思いました。いや、緊急地震速報が出るということは、東京でも震度5クラスかもしれません。そうなったら、富山や能登半島は震度7だろうかと、悪い方向に想像が広がりました。

しかし、1分経っても2分経っても揺れは来ませんでした。気象庁の最新の地震のページはちょっと混んでいましたが、ほどなく入れました。見てみると、石川県の最大震度が5強でした。ということは、気象庁が予測したのに比べてだいぶ弱い地震だったようです。だいぶ弱いと言っても、震度7と比べての話ですから、5強だった地域のみなさんは、さぞかし肝をつぶしたり冷やしたりしたことでしょう。

学生たちは大半が夢の中だったようです。代講のクラスでこの話を持ち出しても、反応は薄かったです。今朝は結果的に何もしなくてもよかったですが、地震大国ニッポンは適切に反応しないと命にかかわることだってありえます。今朝の私だって、何はともあれ机の下に身を隠すべきだったでしょう。

これをお読みのみなさんは、どんな行動を取られましたか。何もなさらなかったみなさんは、今回は結果オーライでしたが、次回も同じだという保証はありません。警報が空振りだったら、訓練だと思えばいいのです。本棚の前の席から動かなかった私も、自戒を込めて警報の後にするべきことを洗い直してみます。

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リスト入り

6月1日(土)

月が替わって早々、5月の出席不良者のリストが回ってきました。4月のリストに載っていたSさんの名前が消えていました。指定校推薦でH大学などと言っていたのにリスト入りしてしまい、どうしちゃったのだろうと心配していましたが、どうやら一時の気の迷いだったようです。根はまじめな学生ですから、立ち直って目標に向かって進んでいると思っていいでしょう。

Dさんはまたもリスト入り。確かに病弱なのですが、リスト入りが続くとビザが心配です。「そんなに病気ばかりしているんだったら、留学なんかできませんよねえ」というのが入管の考え方ですから、どうにかしてもらわなければなりません。クラスの先生からはたびたび指導を受けているはずですが、それでも出席率が上がらないとなると、本気で帰国を考えなければならないかもしれません。

Jさんもリストに載っていました。授業後に机をきちんと並べてくれたりなど、性格はいいのですが、出席率だけはさっぱりよくなりません。Jさんもよく病気になる学生です。厳しい言い方かもしれませんが、病気に逃げている面があるような気がします。そんなことを続けていたら、いつまでたっても何もできませんよ。国へ帰ったって、学校も仕事も無理なんじゃないかな。

そして、なんと、Aさんもリストアップされているではありませんか。6月までで帰国するという話を聞いていますが、それで気が緩んでいるのでしょうか。去年、私が受け持った頃のAさんは、向上心がとても強く、出席率も100%でした。その意欲を最後まで持続させることって、やっぱり難しいのでしょう。そう考えると、皆勤賞の学生たちって、本当に偉いなあと思います。卒業式はまだだいぶ先ですが…。

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