5月18日(水)
「先生、受付にいるの、Kさんですよ、3年前にS大学に入った。ちょっと話を聞いてやってくださいよ」と声を掛けられ、受付のカウンターの外側に立っている人に目をやりましたが、見覚えがありません。3年前なら、名前は忘れても顔ぐらいは覚えているものですが…。「50キロやせたんだって」と言われ、半信半疑のまま受付へ向かいました。KCPにいたころのKさんは、100キロ超え(肥え?)でした。
「先生、お久しぶりです」という声は、確かにKさんのものでした。しかし、KCPの校舎内で会っているからKさんの声だと判断したのであり、街角で同じように挨拶されたら、名乗ってもらわない限り、絶対にKさんとはわからないでしょう。マスク以前の学生ですから、マスク顔はなおのことわかりません。
Kさんは就活の最中です。数十社にエントリーシートを送り、すでに何社も面接を受けています。まだ内定をもらうには至っていません。留学生にとっては、かなり厳しい就職戦線だそうです。1社からではなく複数社から内定をもらっておかないと、会社側の都合で内定が消えてしまうことがあるので安心できないとも言っていました。
KCP在学中はマイペースでわがままな一面もあったKさんですが、そういうところからは脱皮したようです。50キロ減も節制のたまものです。子どもだったKさんが、大人になったということでしょうか。オンライン面接でも、日本人に伍してグループ面接でも、何でもこなしているというKさんに、頼もしさを感じました。
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