1月31日(木)
このところ休んでいたMさんが久しぶりに来ました。Mさんは先学期も出席率が悪く、担任のK先生に「次の学期は絶対に休まない」と約束した上で今学期を迎えました。しかし、1月の出席率は50%そこそこで、クラスで最低でした。欠席はいずれも無断欠席で、こちらからの電話にも出ませんでした。
理由を聞いてもはかばかしい答えは返ってきません。K先生との約束で、体調が悪かったら病院へ行くと言っていますから、病院へ行っていない以上、風邪などという言い訳もできません。どうせズル休みなのでしょう。「これから頑張ります」というMさんに対し、「じゃあ、K先生との約束はどうなるんですか。最初から破るつもりで約束したんですか」と迫ると、押し黙ってしまいました。
Mさんは先学期中に進学先が決まりました。だから気が緩んで休みがちになったのかもしれません。しかし、こんな出席率では、進学してからビザが出るかどうかはなはだ怪しいところです。ビザがもらえなかったら帰国せざるを得ませんが、そうなってもしかたがない状況です。こちらからの電話にすら応じなかったというか、あえて無視していたのでしょうから、確信犯です。帰国を余儀なくされたとしても、自業自得です。普段は義理を欠いていながら、困った時だけ学校を頼るようなことはしてほしくありません。
作文の採点をするはずだった1時間を、Mさんの説教に費やさせられてしまいました(これは使役受身、迷惑の受身です)。もちろんMさんのような学生ばかりではありませんが、こういう学生は手間がかかるので印象が強いのです。午後からは、なんとなく重苦しい半日になってしまいました。