Category Archives: 生活

引き際

4月29日(水)

昭和の日です。でも、KCPは普通通り授業がありました。この後、来週の月火水も、授業です。今学期の始業を遅らせたため、連休も休まずに授業なのです。学生にしたって、どうせどこも行くところがないのですから、授業で1日のリズムを作ったほうが、生活が乱れないはずです。私は、緊急事態宣言が引っ込んだら、連休の分を休ませてもらいます。

来週の水曜日は5月6日、安倍さんが緊急事態宣言の区切りとした日です。現状では、5月6日までに新規患者の数が落ち着くとは思えません。たとえ落ち着いたとしても、そこですぐに解除したら、また増えだすことは明らかです。緊急事態宣言は解除されないと見て行動した方がいいでしょう。

緊急事態宣言は、出すのは、ある意味、簡単です。そりゃあ、罰則はなくても国民の行動に縛りを設けるのですから、軽くはありません。でも、出すことによって病原体の広がりを抑える方向に向かわせられます。確かに、広範囲にわたって経済的な打撃を受けます。しかし、感染拡大を防ぐという効果は確実にあります。だから、出すのが遅いくらいだという批判もあったのです。

しかし、解除するタイミングを計るのは非常に難しいです。経済的観点からすれば早く解除するのが望ましいでしょうが、疫学的観点からは慎重であるべきです。早く解除して感染の第2波をかぶってしまったら、元も子もありません。安倍さんは、また「責任はあるけど取らない」という不思議な論法を振りかざして逃げてしまうのでしょうが、そうなってしまったら経済的にも極めて重大な悪影響をこうむります。

解除されたらみんな一斉に遊びに出るでしょうね。日本中が3密だらけになりそうです。夏休みが危ないです。そうならないような手じまいのしかたが難しいのです。

連休の分を、いつ休みましょうか。のびのびと休める時期に休みたいものです。

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突然の雷鳴

4月28日(火)

教室で、一人でオンラインの受験講座をしていたら、突然、ものすごい雷鳴が聞こえました。思わず説明の声を止めて窓の外に目をやると、薄暗くなっていました。稲光はあったのでしょうか。“ピカッ”はなかったようですが、至近距離に雷が落ちたのでしょう。学生たちのうちの近くはどうだったか聞いてみましたけれども、特に反応はありませんでした。

ごく狭い範囲の雷だったようです。受験講座が終わるころには青空になっていました。気象庁の観測データによると、ちょうど私が授業をしていた頃に新宿のやや北側を雷雲が通り抜けていったようです。アメダスの隙間を抜けていったのでしょうか、練馬、府中、世田谷、東京(丸の内)、いずれも大した雨量は記録されていません。これのさらに強力なのが、ゲリラ豪雨なのです。

最近、上空に寒気が流れ込んでいるのか、よくにわか雨が降ります。今年はSTAY HOME週間です。へたにいいお天気になるよりも、雨でも降っていた方が、恨めしくならなくて精神衛生上よろしいんじゃないでしょうか。出かけるはずだった人々も、その人たちを受け入れる立場の人たちも、「どうせ雨だったんだから…」と、多少はあきらめがつくでしょう。

今年は、官公庁に合わせて、KCPも5月1日から上着・ネクタイを外してもいい夏装束としました。最近気温が平年よりも低めに推移しているので、ちょっと早まったかもしれないと心配もしています。でも、週末は夏日になるという予報を出しているところもあります。それを信じていきましょう。

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早お昼

4月24日(金)

今学期は午後から受験講座というパターンがほとんどですから、昼食を早めにとるようにしています。12時台はどこも混みそうですから、12時前に戻ってこられるように出かけます。すると、どこの店も開店直後のため、少なくとも密集ではない状態で食事ができます。

ある店は、椅子の数を減らしました。まばらに配置して、客同士が比較なりすぎないようにしています。私のように1人で食べに行く者にとっては何ら影響ありませんが、2人連れなどというと微妙な距離感がぎこちなく感じられるのではないでしょうか。だから、会話も弾まず、密接にもならず、感染を防げるという計算もあるのかな。おしゃべりできないから店に長居せず、客の回転が速く、時間当たりの客数の減少を少しでも食い止める効果もあるのかもしれません。

お金のやり取りを直接手渡しでするのではなくトレイを介して行うのは、どこでもやっています。これなんかは、この騒動が終わってもずっと続き、標準化しそうな気がします。事務的過ぎて店員と客との触れ合いがなく、潤いのないやり取りにも感じますが、無人のコンビニが開発される時代ですから、数百円の買い物に触れ合いがなくても気にするほどのことではありません。

「小売店はサービス低下宣言を」という記事が日経に載っていました。「ポイントカードをお持ちですか」なんていうのは、確かに鬱陶しいですね。書店で「カバーをしてもよろしいでしょうか」と聞かれるのも、私にとっては時間の無駄です。カバーは紙の無駄でもあります。

そういう過剰なサービスをそぎ落とした形が、この騒動が収束した後の常識にしていくべきだというのが主張でしたが、椅子減らしもトレイも、その仲間に加えていいんじゃないかなと思いました。

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青い病原体

4月23日(木)

新型肺炎予防には3密を回避することが必須とされています。個々人がばらばらに存在することが求められます。SNSでつながっているとは言いますが、基本的には孤独な戦いを強いられています。東日本大震災の時には「絆」がキーワードになり、精神的にも物理的にも一致団結して難局を乗り切りました。それと比べると、力を合わせてという気持ちになりにくく、これがゆえに安倍さんが叫び続けている8割削減に届かないのかもしれません。

それから、みんな他人に対して疑心暗鬼になっています。自分のそばにいる人が無症状感染者かもしれないという前提で接し続けています。親しき中にもマスクありで、顔の過半を覆い隠し、しかも1.5mとも2mとも言われるソーシャルディスタンス(最近はフィジカルディスタンスと言い換える向きがありますが…)をあけてコミュニケーションを取らなければなりません。信頼とか親密とかよりも、疑念とか距離とかが優先されます。

病原体がはっきり見えないのがいけませんね。見えないから、まず疑ってかかれとなってしまうのです。青かびみたいな、誰にでもすぐわかる色がついていたら、お互い信じ合える生活ができたんじゃないかと思います。電車の中の空気が青いから乗るのをやめようとか、ドアのノブが青いから除菌しておこうとか、あなたも私も青い息をしていないからもう少し近づいて話しましょうとか、そういうことができるでしょう。まあ、青い病原体だったらすぐに駆除されて、こんな大騒ぎにはならなかったでしょうけどね。

そんな夢物語を書き連ねても、緊急事態宣言は解除されません。孤独に地道にひっそりと、嵐の過ぎ去るのを待つほかありません。

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大混雑

4月20日(月)

うちの前のショッピングモールには、ユニクロやABCマートやRight-onやドコモショップなどがありますが、みんな臨時休業しています。マッサージ屋さんもあったのですが、いつの間にか消えていました。やっているのは、キリン堂とスーパーマーケットとダイソーと食べ物屋さんとクリーニング屋さんです。

昨日、スーパーに買い物に行ったら、あまりの客の多さにびっくりして、入る気を失いました。確かに、駐車場は万社で、本来ならユニクロなどに分散していた客がスーパーに集中したとしたら、かなりの混雑になって当然です。緊急事態宣言から休業していた本屋さんが土曜日から再開し、そこも混んでいました。昨日は陽気がよかったせいもあると思いますが、宣言に罰則がないのをいいことに、油断が感じられました。

私は、緊急事態宣言以来、定期券の範囲外に出たのは、8日の健康診断だけです。今月は、このまま交通費ゼロの日が続くものと思われます。車も持っていませんから、何から何まで、すべて学校の近くかうちの近くで済ませています。先週末も出かける予定が入っていたのですが、この騒動で全面キャンセルになり、結局は仕事とうちの中の片づけをして過ごしました。

アルコールを含んだ除菌シートであちこち拭いていたら、除菌というよりも油汚れが取れてシートが真っ黒になりました。素手でよく触る取ってとかスイッチとかを除菌するつもりでしたが、去年の年末にサボった大掃除をしているような感じでした。それだけ汚いものを触り続けてきたのだと思うと、よく何でもなかったものだと妙に感心してしまいました。

明日、シャープ製のマスクがネットで売り出されるそうです。これを機に反転攻勢が始まるといいのですが…。

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陰の苦労

4月17日(金)

来週から受験講座をオンラインで始めますから、その準備をしました。先学期末に、学生に何を受講するかコンピューター経由で登録してもらい、そのデータをもとに受講生のクラスを作りました。すべてコンピューターの中の操作なので、データを右から左へ移すだけで済むかと思ったら、大間違いでした。

学籍番号を間違えて入力した学生が数名いました。コンピューター内では学籍番号で学生を管理していますから、これを間違えられると致命的です。別人が受講することになったり、その学籍番号の学生が在籍していなかったら受講生が宙に浮いてしまったりします。また、受講科目が違うんじゃないかという学生も何名かいました。美術大学への進学希望のはずなのに、物理と化学を選んでいる学生もいました。

受講登録は学生の手入力ですから、そこに間違いが発生する余地が生じます。それはしかたがないことではありますが、学籍番号を間違えるというのはどうなのでしょう。いや、そもそも、KCPの学生は、学籍番号をあんまり覚えていない傾向があります。「学籍番号は?」と聞くと、かばんの中から財布を探し出し、そこから学生証を引っ張り出し、それを見ながら答えるというパターンが少なくありません。たかだか数個の数字とアルファベットです。学生の若い頭脳をもってすれば一瞬のうちに記憶できるはずです。

学籍番号は、アバターといったら言い過ぎかもしれませんが、在学中は何より大事なコード番号です。それにもかかわらずきちんと覚えないというのは、私に言わせれば、怠慢そのものです。その怠慢によって、年寄りの私が老眼を駆使して間違いを見つけ出し、修正するという、本来する必要のない作業に追われたのです。

来週になったら、学籍番号を間違えた学生も、陰にそんな苦労があったことなど全く気付かずに、家で受験講座を受けるんでしょうね。

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こんにちは???

4月15日(水)

道で知り合いに会うと、軽く会釈し、笑顔を見せるものです。挨拶の言葉を交わすこともあるでしょう。私は、立ち話はめったにしませんが、「こんにちは」とか「ご無沙汰してます」とか、出会った人に合わせて声をかけることはあります。

お昼から戻ってくるときに、オンライン授業が始まる直前まで校内のお掃除に来てくださっていたHさんが向こうから歩いてきました。「こんにちは」といいながら頭を下げ、にっこり笑ったつもりなのですが、Hさんはどこか怪訝そうな表情でした。そうです。マスクをしていたのをすっかり忘れていました。口元に笑みを浮かべても、まったく無意味なのです。目だけ笑っていて、不気味だったのかもしれません。

確かに、どこかで鼻から下が隠れていて目だけ細めてこっちを見ている人に出くわしたら、ちょっと警戒しちゃうかもしれません。マスクに隠れている部分を補い、知人だとわかって初めて、安心して微笑み返すことでしょう、マスクの下で。

昨日までは養成の講義や受験講座でしたが、私にも今学期の日本語の授業が回ってきました。オンライン授業のいいところは、学生がみんなマスクを外して顔を見せてくれることです。画面に出てくる各学生の映像は小さなものですが、教室で顔の3分の2ぐらいが隠れている学生を見るより安心感があります。ことに、今学期は知っている学生が大部分卒業していったため、クラスの大部分が知らない学生です。その時、マスクのない顔というのは、多少なりとも個性が現れて、私にとってはやりやすいです。

今学期中に、この学生たちと生身で顔を合わせる日が来るのでしょうか。都内で127人の新規感染者と報じられています。

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雨の国

4月14日(火)

昨日、東京では132ミリの雨が降りました。4月の新記録に迫る雨量でした。この雨がすべての病原体を流し去ってくれないかなあと思いましたが、そんなわけにはいきません。確かに、空気中に浮いていたり路上に落ちていたりしたのは流されたかもしれませんが、人間の体内に存在しているものはそのままです。警戒を続けなければなりません。

三重県尾鷲市では、昨日1日で248.5ミリの雨が降りました。未明には1時間に100ミリ近い雨が降ったという記録が残っています。12日お昼ごろの降り始めからの雨量は300ミリを超え、警報も出されました。

尾鷲の人たちは避難したのだろうかとおもぃました。避難所は、少なくとも「密集」です。「密閉」を避けたいと思っても、大雨の最中に窓やドアを開けっ広げておくことはできないでしょう。災害の恐怖におびえながらお互いを励まし合おうとすると、「密接」にもなりかねません。

もちろん、これは尾鷲だけの話ではありません。梅雨時になったら、全国各地で起こりうることです。去年のように頻繁に広範囲に台風が襲来したら、首都圏や近畿圏のような人口過密地域では、3密避難所がそこかしこに生まれます。不幸にも被災してしまったら、必然的に避難所暮らしを余儀なくされます。

日本は雨がよく降る国です。それに伴う災害も頻発しています。今はまだ4月ですから、雨は1日で過ぎ去りました。しかし、雨の季節になったらそういうわけにはいきません。その時までに何としてもこの騒動を抑え込まねば、洪水に巻き込まれるか避難所のクラスターに巻き込まれるかの究極の選択を迫られるおそれすら考えられます。

安倍さん、犬とじゃれてる暇なんかありませんよ。

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レギュラーメンバー

4月10日(金)

緊急事態宣言以来、電車が空いたという話を聞きます。しかし、私が毎朝乗る1番電車はそんなに変わりません。もともとそんなに込んでいるわけではありませんが、立つ人がちらほらいるという状況は、先週も先月も去年も同じでした。朝早くから不要不急ではない用事を抱えている人々がこの電車に集うのです。

毎日、見慣れた顔ぶれが乗り合わせます。顔しか知らない人たちですが、みんな病魔に侵されてはいないようです。挨拶すら交わしたことがありませんが、何となく連帯感を抱き、いつもと同じポーズで居眠りしている姿などを見かけると、ホッとさせられます。

お昼によく行く店が、都からの要請に応じて、明日から当分の間、土日は休業するという告知を出していました。街を歩くときはマスクで隙なく防護していても、店内で食事するときはマスクを外さざるを得ずません。無防備な顔をさらして、口も鼻の穴も目一杯広げてお腹を満たすのです。一番危ない瞬間です。

力士に感染者が出たとのことです。きっと、食事の最中に拾ったんだろうなと思いました。力士は日々体を鍛えていますから、多少のことではびくともしないはずですが、食べ物と一緒に悪い物を吸い込んだら、取り込む量が量だけに、やられちゃったんでしょうね。

相撲は、5月場所を2週間延期して始めると言っていましたが、力士に感染者が出たことでどうなるでしょう。プロ野球もJリーグも見通しが立っていません。隅田川の花火大会も中止になりました。博多どんたく、青森ねぶたなど、有名なお祭りも中止が決定しています。でも、EJUは予定通り実施と強気を貫き通しています。果たしてどうなるでしょう。

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街の様子と学生の心配事

4月8日(水)

安倍さんと小池さんには申し訳なかったのですが、午前中は健康診断で病院へ行きました。以前から予約してあったので行ってきた次第です。せめてもの罪滅ぼしとして、電車には乗らず片道30分ほどかけて往復しました。人通りがあまり多くない道を選んだつもりですが、それでも人影が途絶えることはありませんでした。東京の街自体が3密ですから、いくらか自粛したところで人通りがなくなることなどないのでしょう。

安倍さんは人との接触を8割減らしたいと言っています。また、ある学者の説によると、東京は98%減らさないと感染者は増え続けるとのことです。しかし、私が見た街の様子は、確かに人通りは減ってはいますが、8割とか98%とかには程遠かったです。あごマスクで歩きたばこという、危機感のかけらも感じられないオヤジもいました。その一方で、5月6日まで臨時休業という店も結構見かけました。伊勢丹もそうだと言いますから、考えているところは考えているのでしょう。

午後は、受験講座をしました。2月末にオンライン授業に移ってからずっと休講状態でしたが、その補講という形で再開しました。学生たちの心配事は、EJUが予定通り実施されるかどうかで、早速質問されました。EJUのサイトには予定通り実施と書かれていますから、そう答えるほかありません。でも、本当に予定通りできるでしょうか。実施できないとなると、各大学の留学生入試に多大な影響が及びますから、万難を排して実施するつもりでしょう。そうは言っても、受験生間の距離を離すとか熱のある受験生は受けさせないとかという条件が加わると、去年までと同じように実施できるか疑問です。

頭痛の種はたくさんありますが、今できることを確実にやっていきましょう。

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