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再び、金曜日

3月11日(金)

あの日も、金曜日でした。午前中の授業を終え、旧校舎の5階にあった職員室で学生に漢字テストの追試を受けさせようとした時です。小刻みな揺れが始まり、学生は「先生、地震」と私を見上げました。「大丈夫、大丈夫」とテストを始めるように促しましたが、揺れは収まらず、「結構来ますね」なんて言っているうちに、揺れが本格的に。学生は机の下にもぐり、私は机の上のパソコンや本や書類が落ちないように手で押さえました。目の前のビルが大きく左右に揺れて、「頼むから倒れないでくれ」と心の中で強く祈ったのを今でもよく覚えています。

その日は卒業式の翌日で、あるレストランのクーポン券を持っていたので、夕食はそこで美味しいものをいただこうと思っていました。揺れの最中も、そのレストランが営業を中止するのではないかという、今思えば実にみみっちい心配をしていました。もちろん、地震後の諸対応で、たとえ営業していても行くことはできなかったでしょう。

上級クラスのN先生は、3.11関連の生教材か何かの授業を入れるようにとお願いしておきましたから、映像資料なども活用して、そういう授業をしてくださいました。しかし、私はといえば、地震や原発事故の記憶を風化させてはいけないとは思いながらも、午後2時46分は来週の教材を考えているうちに過ぎ去っていました。原発をバンバン再稼動させる政策に疑問を感じながらも、こんなことでは言行不一致ですね。

昨年末、思わぬ休暇が得られたので、仙台へ行きました。仙台駅などは震災前よりにぎやかになった気さえしましたが、海岸に近づくにしたがって、更地やプレハブの建物が目立ってきました。新築の家が固まって建っているところは復興が進んでいると考えられますが、私の目にはかえって震災の傷跡が浮かび上がってきました。

日本は地震大国です。「震災」が意味するところは、地域によって、人によってそれぞれです。どんな震災であれ、私たちにはその記憶を後の世の人に伝えていく責任があります。そして、日本を知ろうとしている世界の若者たちにそれを伝えていくことが、この学校の使命です。

推薦書を断る

2月13日(土)

昨日の夕方、Gさんが、専門学校を受験したいから推薦書を書いてくれと頼みに来ました。そこでGさんの出席率を調べてみると、ビザの期間延長後の出席率がKCPの推薦基準に達していないことがわかりました。ですから、Gさんに推薦書は書けないと伝えると、推薦書が書けない理由を書面にしてくれと言います。これは断る理由はありませんから、書くことにしました。

Gさんに限らず、推薦書は先生に頼みさえすれば書いてもらえると思っている学生が少なからずいるように見受けられます。推薦書とは、「この学生はいい学生ですから、ぜひ貴校で勉強させてやりたいです」という書面ですから、誰にでも出せるわけではありません。Gさんのように出席率が足りないとなると、学校で勉強するという学生の本分を忘れているということですから、間違っても推薦の対象にはできません。

Gさんの場合、専門学校側は推薦基準を設けていませんから、KCPが推薦書を書けば、それはそのまま受け取ってもらえるに違いありません。しかし、1週間に1日以上のペースで休む学生を推薦できるほど、私の度量は大きくありません。私文書偽造の罪に問われることはないでしょうが、良心の呵責は感じますし、そこまで学生を甘やかしていいものだとは思いません。Gさんの欠席には、本当に休まなければならなかった場合もあったでしょう。でも、おそらく大部分は寝坊程度の理由だったことは、想像に難くありません。推薦書の権威と信頼性を保つためにも、Gさんに推薦書を書くわけにはいきません。

私が推薦書を書かなかったことで、Gさんは専門学校に落ちるかもしれません。そして、日本での進学をあきらめ帰国を余儀なくされるかもしれません。でもそれは、少なくとも半分は、自業自得です。私たちがもっと強力に指導していればという反省もないわけではありませんが、指導に耳を貸さなかったのは、ほかならぬGさんです。

来週、Gさんは書類を受け取って、専門学校に出願します。いったい、どんな結果が出るのでしょう…。

ガムをかむ

2月12日(金)

午後の代講クラスの教室に入ると、ガムをかんでいる学生がいました。しかも、口元をかくすわけでもなく、堂々と口の中のガムを膨らませようとすらしていました。その学生の机に近寄り、教科書で思い切り机をたたいて激しく怒っていることを示し、外でそのガムを吐き出させました。

KCPは全館学厳禁です。これは学校のルールとして入学時のオリエンテーションでも伝えているし、その後も折があるたびに注意しています。文法の例文などでも、ガム禁止はよくネタにします。それにもかかわらず、しかも教師に目の前でガムをかむとは、どういう神経なのでしょう。

私はこのクラスに入るのも、そして、おそらく、その学生に会うのも初めてです。何のしがらみもありませんから、思い切り叱ることができます。傷つきやすかったりプライドが高かったりして、クラスメートの面前で叱ることが好ましくない場合もあるでしょうが、明らかにガムをかんでいることがわかる学生を放置することは、私にはできませんでした。たとえ傷ついたとしても、ルール違反は悪いことだと、当人及び周りの学生たちに知らしめることに何の躊躇が要りましょう。

幸いにも、その学生はそれほど壊れやすいタチではなく、その後は指名しても普通に答えていました。クラスの雰囲気も、一時的には暗くなりましたが、最終的には持ち直しました。私がこのクラスに入ることは、おそらくもうないでしょう。ガムをかんだ学生を受け持つ可能性も、あまり高いとはいえません。ですが、このクラスと学生を、しばらくは注視していきます。

大仕事

2月1日(月)

卒業文集には卒業生の作文のほか、各クラスで撮った動画も載せます。今日の私のクラスは、その動画の撮影日。大きな白い紙に各自がメッセージを書(描)いている様子を映すというものです。準備万端整い、朝からすぐ撮影のつもり…だったのですが、出席をとると、肝心の大きな白い紙を持って来ることになっているPさんがいないではありませんか。カメラが借りられるのは授業の前半だけだし、どうすればいいかと頭の中ですばやく計算し始めた時、4分ほどの遅刻でPさんが教室に駆け込んできて、事なきを得ました。

Hさんが指示を出しながらカメラを回し、学生たちは黙々とメッセージを書き、撮影は粛々と進みました。先週、何を書くか決めてくることを宿題にしておいたので、紙を目の前にして考え込むような学生はいませんでした。みんなかなり力のこもった言葉を書いていたので、ちゃかしたり冷やかしたりすることもなく、ふだんの授業よりも厳かな雰囲気でした。

美術系の大学に進学することが決まっているOさんには、特別枠で大きな絵を描いてもらいました。将来、Oさんが有名になったら、このDVDは価値が出るよなんて言ったら、Oさんははにかんだように笑っていました。そして、最後に、その巨大な寄せ書きを掲示板に張って、みんなその前に集まって記念撮影。Oさん以外はみんな一言しか書いていないのに、とっても大きな仕事を成し遂げたかのような満ち足りた顔をしていたのが印象的でした。“作品”をこのまま卒業式まで張っておきたいというので、午後の先生に断って、掲示板をしばらく占拠させていただくことにしました。

最近は、国で勉強ばかりしていて、クラスや学校全体で一つの仕事を成し遂げるという経験をしていない学生が目立ちます。スピーチコンテストやバーベキューなどの学校行事、そしてこうした卒業制作みたいなことを通して、そういうことの楽しさを味わってもらっています。今日のこの経験も、このクラスの学生たちに何物かを残したと信じています。

目指せ起業家

1月27日(水)

超級クラスの学生はほとんどがこの3月で卒業します。そういうクラスは、卒業文集を書くほかに、クラス全体で撮った動画も文集のDVDに入れます。それは、自分自身やクラスメートにとってはとても記念になり、同時に先生方や後輩へのメッセージにもなります。だから、撮り終わったらみんなそれなり以上の達成感を味わえるのですが、多くのクラスで自分がリーダーとなってクラスをまとめていこうという人物が現れません。

しかし、今年の超級クラスには、そのリーダーに立候補した学生がいました。Cさんです。クラスの中にはやる気のない学生もいますから、みんなをその気にさせて引っ張っていくのは難しいです。友だちがいのないわがままな学生がクラスの結束を乱すことも、しばしば見られます。そういう同級生をなだめすかして1つの作品にまでもっていくことの大変さを、Cさんはどこまで知っているのでしょうか。

リーダーの立候補者が1人しかなく、Cさんがリーダーに決まる時、私は他の学生たちに、これから動画完成まではCさんの命令なら何でも聞けと約束させました。このぐらいの強権がないと、話がまとまりっこありません。

多くの学生たちが、異口同音に、起業したいと将来の抱負を述べます。起業とは人の上に立って指示したり、周りと調整を図ったり、要求を押し通したりって、一瞬たりともじっとなんかしていられません。クラスのリーダーにすらなろうとしない人に務まるわけがないじゃありませんか。勉強さえしていれば自然に社長になれるとでも思っているのでしょうか。ネットで起業するにしたって、どろどろした人間関係をどうにかしなければならない場面があります。

Cさんはやる気のない学生の尻をたたきつつ、自分の思う方向へみんなを引っ張っていこうとしています。Cさんのプロジェクトが成功するよう、私も助力を惜しまないつもりです。

入学式挨拶

皆さん、ご入学、おめでとうございます。このように多くの国から多くの学生がこのKCPに集まってきてくれたことをうれしく思います。

私は上級クラスを受け持っていますから、毎年この時期は進学指導に忙しいです。今年も、新年の仕事始めの日から、大学入試の面接練習をしました。この大学入試での面接で最も大切な力は、何だと思いますか。それは、コミュニケーション力です。面接官が何を知ろうとしているかを察知してそれに応える、これがコミュニケーション力です。

コミュニケーション力は、大学入試にとどまらず、就職試験やアルバイトの面接でも重視されますし、そもそも円滑な日常生活を成り立たせる上で必要不可欠なものです。日本語という皆さんにとっては外国語によって、皆さん自身の心や頭の中身を目の前の人に伝え、日本語で思考回路を働かせ、それを日本語によって訴えようとしている日本人の考えや気持ちを感じ取ることは、たやすいことではないでしょう。たとえ面接試験なしで進学や就職ができたとしても、その後その進学先や職場で暮らしていく際にはコミュニケーション力なしでは済みませんから、この力を伸ばしていくことはこの国で生きていく上で何より優先すべきことです。ペーパーテストの点数が高いだけでは、勉強も仕事もはかどりませんし、日本での生活自体が楽しいものにはならないでしょう。

日本の文化を知ろうと思ってこの留学を思い立った皆さんは、なおのことコミュニケーション力が物を言います。どこまで日本文化の深い部分に触れられるかは、ひとえにコミュニケーション力にかかっています。日本文化を表面的になでるだけなら、翻訳や通訳を通せば十分できます。でも、それならインターネットによって国でもできるでしょう。日本でしかできない経験を求めるなら、それが日本文化の真髄に近いものいであればあるほど、日本語によるコミュニケーション力を身に付けなければならないことは疑いようがありません。

KCPは、日本語によるコミュニケーション力を付けることに主眼を置いています。初級の教室で、国籍の違う学生が、まだまだ不十分ではあるけれども、お互いの共通言語である日本語によって意志の疎通を図っている姿を見かけると、“ああ、やってるな”と、思わずニンマリしてしまいます。そうやってコミュニケーション力を伸ばそうとしている学生は、実に生き生きとした表情をしています。皆さんにもその輝く笑顔を振りまいてほしいのです。こういうコミュニケーション力を手にすることができたなら、必ずや皆さんの留学は実りの多いものになることでしょう。

本日は、ご入学、本当におめでとうございました。

迷い

1月5日(火)

Cさんは昨年中にM大学に合格し、1月から3月は日本を旅行したり一時帰国したりしようと思っていました。そこでまず考えたことは、退学して日本にい続けようということです。授業料も払わなくていいし、自由な時間も好きなだけ確保できるし、Cさんにとっては最高の方法です。確かにCさんのビザはM大学への入学まで日本に滞在できるものですが、それはKCPに通うという前提ですから、学校にも通わずに日本で遊んでいるなどということは許されません。そんなことをしたら除籍処分となり、除籍されたらM大学に通うビザは絶望的です。

次に考えたことは、授業料を払って登録して、KCPでの学籍を確保した上で旅行に行くという手です。これもまた実質的に学校に通わないのですから、認められるものではありません。百歩譲って認めたとしても、CさんはM大学に入るために出席率上多大な犠牲を払っており、すなわち先学期は欠席しまくっているため、1月期もろくに出席しないとなると、ビザが危うくなります。

その次は、退学していったん完全に帰国するというものです。ビザの上ではKCPと縁が切れますから、出席率が下がることも除籍されることも心配しなくていいです。しかし、M大学進学のためのビザを取り直すことは、そう簡単なことではありません。CさんはM大学や入管に確認や問い合わせをしましたが、Cさんが安心できる回答は得られませんでした。

迷いに迷ったCさんは、国のご両親に電話をかけ、どうしたらいいか相談しました。ご両親からは、「お前のしたいようにすればいい」と言われ、Cさんは頭を抱えてしまいました。

これが昨日から今日にかけてのCさんの思考遍歴です。担任の私を始め、H先生、T先生、事務のLさん、Sさん、Nさんなど、各方面の教職員に相談を持ちかけ、何とか自分の思い通りの答えを引き出そうとしました。学校関係者は、もちろん、「自由に日本中を旅行してもいいですよ」なんて言うわけがありません。誰に聞いても完全帰国か卒業式まできちんと学校に通うかの二択を迫りました。

日もとっぷり暮れた頃、M大学に進学して勉強していくには、KCPをきちんと卒業することが最善の道だと悟って、ようやく1月期の登録をしました。「登録する限りはきちんと出席しないとCさん自身が痛い目に遭うんだからね」と5本ぐらい釘を刺しておきました。

方針を決めたCさんはすっきりした顔をして帰っていきましたから、ちょうど1週間後に始まる新学期に期待することにしましょう。

新年に向けて

12月25日(金)

仕事納めの日ですが、もう新学期に向かっての胎動が始まっています。初級のF先生は、来学期は中級を担当することになり、中級の授業内容を聞きに来ていました。初級で教えた学生に中級でまた顔を合わせるのは楽しいものですよって伝えようと思っていたら、いつの間にかお帰りになってしまいました。新学期直前の打ち合わせの時にでも、お伝えしましょう。でも、初級で教えた学生の出来が悪かったら、責任取れっても言われますからね。F先生、心してくださいよ。

同じ頃、ZさんはH大学の願書をインターネットで作成していました。順調に入力していき、最後が寮に入りたいかどうかの希望調査でした。Zさんは入寮希望し、ネットで示されたいくつかの寮の中から気に入ったところを3つ選んで入力しました。願書の内容を確定してから、願書をプリントアウトすると、申し込んだ寮の1つが「女性用」と記されていました。「先生、これで不合格になりますか」と、本当に心配そうな顔で私に聞いてきました。

Zさんは性別を「男」と入力していますから、女性用の寮を申し込んだら選択が正しくないってはじき返せばいいんです。寮にたどり着くまでにZさんの名前や出身校名の漢字を受け付けられないとダメ出ししてたんですから、「男」と入力した人が女性用を選んだ時もダメ出ししてくれてもよさそうなのに。そうすれば、Zさんもいたずらな心配をしなくても済んだのです。

午後からは大掃除。職員室のあらゆるところをひっくり返すと、思わぬものが出てきます。今回最大の発見は、ティーバッグにお湯を注いだ状態で放置してあった急須です。ティーバッグはカビで真っ白になり、そのカビの一部が(元)お湯の表面にも浮かび、とてもこの世のものとは思えませんでした。また、1年分の学生の落し物も処分しました。電子辞書を始め、私がネコババしたくなるようなものもかなりありました。

そんなこんなが終わり、これから1月3日までお正月休みです。私は明日の朝から早速遠征に出ます。

皆様、よいお年をお迎えください。

来学期の心配

12月21日(月)

今学期最後の授業でした。私が受け持った超級クラスからは、去年の1月に入学した3名が明日の期末テストで卒業します。卒業式は、他の学生と一緒に3月にするんですけどね。

それ以外の学生は3月まで勉強するのですが、来学期は今学期のようにはいかないかもしれません。今学期は、クラス全員が「受験」という共通の目標を持っていました。各自が受験に挑み、何名かは合格して、もう受験終了という学生もいます。その一方で、国立大学志望の学生を中心に、これからも受験を続ける学生もいます。前者は、いわば余生を送るみたいな感じで卒業式までを気楽に過ごすことになるでしょうが、後者はのるかそるかの戦いが続きますから、ピリピリしながら学校に通うことでしょう。

となると、このクラスは解体したほうがいいとも言えますが、物事、そうは簡単には運びません。ピリピリ組を集めたクラスは、一生懸命勉強するでしょうけれども、結果が出ないとなるとどんどん追い込まれていきます。クラス全体のムードを明るく保つことが何より肝心です。余生組は、そもそも、勉強しようというムードを作るところから始めねばなりません。学生の気持ちを学校に引き付け、何とか卒業式まで引っ張ることを考えます。

実際にどうなるかは、他のクラスの状況ともかかわりますから、まだ何とも言えません。でも、いかに超級とはいえ、まだまだ日本語に関しては勉強すべきことがたくさんあるんだよ、その勉強をすることで最後の仕上げをするのが卒業の学期だよっていうことを、毎年訴えています。

でも、まずは、明日のテストで学生たちが合格点を取ることです…。

何もしていない

12月18日(金)

期末テストが来週の火曜日に迫っていますが、まだ1問も作っていません。こんなに問題作成が遅れたのは、初めてです。私が担当している超級は、毎学期授業内容が違うため、以前のテストの使い回しができません。だから、読解も文法も漢字も新たに作らねばならないのですが、それが全然進んでいないのです。

端的に言って、忙しすぎるというのがあります。通常のクラス授業のほかに、受験講座を抱えているのが大きいです。学期の最初は、日本語教師養成講座の授業も受け持っていました。志望理由書や想定面接問答の添削を求める学生がいつになく多かったです。志望校の過去問をやってきて、採点してくれという学生も何名かいます。また、今学期は土曜日が1日中会議になるパターンが多く、土曜日に仕事をやりためておくこともできませんでした。トドメは代講の多さです。

明日の土曜日こそは試験問題作成と思っていますが、朝から面接練習や進学相談などがあり、どうなることやら心配なことこの上もありません。土曜日出勤制度が始まったころは、土曜日にまとまった仕事ができましたが、最近は平日とあまり変わらないくらい諸事多端で、思うように能率が上がりません。学生が熱心に勉強するのは喜ばしいことなのですが、このままでは、うれしい悲鳴が本物の悲鳴に変わりかねません。

でも、試験当日になっても問題ができていなかったら、学生は喜ぶでしょうね、「テストを作っておくから、明日もう一度来い」なんて言わない限りは。まあ、最悪、こうすればいいという心積もりはありますから、そんなことにはしませんけど。

そうそう、私は年賀状もはがきを買っただけで、まだなんにもしていません。出すのは10通ちょっとなので毎年手書きですが、数年前に旅先のホテルで書いて投函したということもありました。来週の金曜日は仕事納め、土曜日は朝一番で東京を離れる予定を立てています。あと1週間ですから、期末テストの問題も、馬力で乗り切っちゃいたいです。