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ばっちりキメて

6月8日(木)

毎年この時期恒例となったKCP進学フェアが行われました。午前中、受付開始時刻が近づくと、午後クラスの学生が会場に集まり始め、M大学やT大学のブースには人だかりができました。お昼過ぎに中上級クラスの授業が終わると、ちょっと低めに設定しておいたエアコンがちょうどいい具合になるほどの若い熱源が会場に押し寄せました。A大学やJ大学のブースはかなりの混雑で、午前中から込んでいたM大学、T大学はいすにも腰掛けられず、立って待っている学生も。

私もずっと会場内を歩き回っていましたが、今年は話を聞きたい大学を決めてきている学生が多かったようで、去年あたりとは違って、学生から相談を受けることはありませんでした。引き揚げていく学生に聞いてみると、厳しい話も含めて、手に入れたい情報が聞けたようでした。初級の学生も、美術系の大学を中心に、積極的に話を聞き、何かをつかんで午後の授業の教室へと向かったようでした。

終了時刻が近づき、参加してくださった大学の担当の方にお話を伺うと、KCPの学生はしっかりコミュニケーションが取れているというお褒めの言葉をいただきました。だからこそ、ほしい情報がもらえたのでしょう。

私のクラスの学生も大挙してきていましたが、女子学生はなぜかいつもよりおめかししていました。Lさんをつかまえて、進学フェアがあるからいつもよりきれいな格好をしてきたのかと聞いてみると、ウフッと首をすくめて消えていきました。面接は見た目も大事だと言いますからね。

進学フェアをすると、学生たちの認識が改まり、意識が高まります。午後の受験講座では、早速進路相談を受けました。学際的なやや特殊な専門について勉強したいが、進学フェアで話を聞いたY大学のほかにどこがあるかという、核心に迫る内容でした。EJUまで、ちょうどあと10日です。

雨の季節の校庭

6月7日(水)

昨日の九州地方に続いて、中国四国近畿東海関東甲信地方が梅雨入りしました。ほぼ平年並みで、梅雨明けも平年並みとすると、これから1か月半ほど雨のシーズンとなります。

そんな中、校舎の隣の敷地が校庭として使えるようになりました。校庭と言っても運動ができるわけではなく、当面は2階のラウンジが拡張されたとして、ラウンジ同様に談笑したり食事したりする場として、学生に使ってもらおうと思っています。

午前のクラスからアナウンスを始めましたが、最高気温が22.6度、しかも梅雨らしい曇り空という、あまりよいお日柄とは言えない1日でしたから、新しもの好きの学生であふれ返るという状況にはなりませんでした。それでも何人かの学生が、テーブルにノートを広げたり、いすにゆったり腰掛けてスマホをいじったり、友達同士でお弁当をつつきあったりしていました。

校庭はラウンジの延長とは言うものの、1つだけ心配があります。それは、自動販売機がないことです。ラウンジの自動販売機でお菓子やパンや飲み物などを買ってその場で友達と一緒に食べるのが楽しいと言っている学生を何人か知っています。そういう学生にとっては、自動販売機のない校庭は魅力半減でしょう。

校庭に自動販売機を置くかどうかはまだわかりませんが、置いたとすると、また1つ問題が発生します。自動販売機の前に並んで自分の順番が来るのを待ちながら友だちとおしゃべりするのが楽しいという学生もいるからです。ラウンジと校庭とで混雑が分散されてしまったら、こういう学生から待つ楽しみを奪ってしまうことにもなりかねません。

そんなことをあれこれ考えても始まりません。何はともあれ、学生に使ってもらいましょう。降られてしまったら校庭開放はできませんが、これからしばらく学生の志向を見て、よりよい利用法を考えていきましょう。

職員室炎上

6月1日(木)

職員室は、朝から明日の運動会の色に染まっていました。各種目で用いる資材の最終チェックやら、競技スタッフの動きの確認やら微調整やら、各教師が明日の動きをシミュレートしながら手を動かしたり頭の整理をしたりしていました。私も競技役員をしてくれる学生に役割を説明したり、先生方に明日の仕事をお願いしたり、明日朝の現地での準備項目を話し合ったりと、“イブ”の慌しさを味わいました。ですが、私はスターターとか審判とかで出ずっぱりですから、そして、私の動きの良し悪しが運動会の成否を左右しかねませんから、当日に気力も体力も温存しておかなければなりません。今ここでヘロヘロになるまで頑張るわけにはいかないのです。

そんな職員室も、お昼前後は面接の学生が大挙して訪れました。運動会の準備もしばらく休戦です。ついさっきまで競技の小道具が広がっていた机で、中間テストの直しや進路の相談や遅刻しないようにするにはどうしたらいいかの話し合いなどが行われました。学校行事だからといって、学生指導の手を緩めるわけにはいきません。

私は、午後は受験講座。6月に突入しましたから、本番までに残された時間はわずかです。知識をぎゅうっと押し込んで、来週からの直前の追い込みにつなげていこうと思っています。本来だったら数回に分ける内容を1度に濃縮してしまったのです。学生たちが目を白黒させたのももっともなことです。

受験講座から戻ってくると、職員室は大変なことになっていました。あっちこっちで準備をしながら盛り上がっており、何だか本番みたいな雰囲気でした。今からこんなにテンションが高くて、明日は燃えかす状態になっちゃうんじゃないかと心配にすらなってきました。同時に、この学校の先生たちは本当にお祭好きなんだなあと思いました。

にわか雨

5月1日(月)

明日、学校内で端午の節句をするため、午前中からその準備に取り掛かりました。まずは、五月人形を見て、柏餅をいただく場に敷く敷物を屋上で干しました。私も屋上に出るのは久しぶりでした。朝9時半だというのに結構高いところから日が差し、初夏を思わせるような陽気でした…と書こうと思いましたが、もう5月ですから、初夏で当然ですよね。まあ、いずれにせよ、虫干し日和でした。

その後は面接やら授業やらで時間がつぶされ、次は受験講座の学生も引き揚げた夕方から、会場のセッティングに取り掛かりました。机やいすを片付けて、午前中に干しておいた敷物を敷いて、会場は完成です。五月人形は既に飾られていました。飾ったりしまったりするたびに部品が少しずつ傷み、ついには壊れてしまいます。ところが、今年は壊れた部品の一部に補強がなされていました。それも非常に気の利いた方法で。何がどうなっているかは、明日見てのお楽しみ。

さて、何気なく「敷物を敷いて」と書きましたが、9時半ごろは気持ちのいい青空だったものの、お昼が近づくにつれて雲が広がり、1時過ぎには雷も鳴り出し、音を立てて雨が降り出しました。今朝の天気予報で「お昼過ぎににわか雨」と言っていたので、午前中に屋上に出たときに、そうなりそうかどうか空を見てみましたが、風もあまり強くなく、そういわれれば雲の流れが怪しいかなという程度でした。予備知識なしだったら、にわか雨があるとは言い切れなかったでしょう。

気象庁の観測記録によると、このにわか雨は局地的なものだったようですが、私に言わせると、だからこそすばらしい予報だったと思います。「雨が降る」という予報を当てるのは一般に難しいものですが、今回は時間的な面においても満点と言っていいでしょう。

明日が端午の節句で、明後日から連休です。連休中はいいお天気という予報が出ていますが、こちらも当たってほしいものです。

人身事故

4月10日(月)

今朝7時半頃、仕事をしていると電話が鳴りました。「小田急線が人身事故で止まっているので、学校に着くのが遅くなりそうです。すみませんが、2階のラウンジの鍵を開けておいてくださいませんか」とMさんから頼まれました。しばらくすると、今度はF先生から「小田急線が止まっていて、迂回ルートで行きますから遅れます」。

人身事故は、踏み切りで起きたようです。小田急線は代々木上原から登戸までは立体交差化が進み、踏み切りはなくなりましたが、その前後は、新宿駅の南口を始め、数多くの踏切が残されています。ホームでの人身事故は、ホームドアによってほぼ完璧に防げるでしょうが、踏切での人身事故は踏み切りをなくさない限り撲滅できません。これは何十年も前から言われていることですが、いまだに解決できずにいる問題です。

立体交差化には多額の費用を要し、一企業の手には容易に負えません。高架化による立体交差は日照権や騒音の問題が生じ、地下化するには高架化よりも工費がかさみます。路線が通過する自治体の協力なしには計画は進みません。でも、計画を立てたからと言ってすぐに実施できるわけでもなく、工事を始めても短期間に終えることはできません。小田急の立体交差化も、都市計画の段階から考えると、半世紀もの年月が流れています。着工からでも30年以上です。

小田急の歴史を紐解くと、昭和の初期に新宿ー小田原間の80km余りをわずか1年半ほどで一気に開通させています。ですから、たらたらと仕事を進める風土の企業とは思えません。その小田急をもってしても、30年とか半世紀とかという時間を要しているのですから、これがいかに難事業であるかがわかると思います。

小田急が開通したおかげで都市化が進み、都市化が進んだせいで立体交差化が進まなくなったという皮肉な図式があります。小田急にしても、立体交差化が完成しても乗客が増えるという見込みはありません。立体交差化に伴って行われた複々線化によってスピードアップが図られ、それによる乗客増はいくらか望めるでしょうが、小田急の経営にどれだけ資するかはわかりません。

踏切事故は、法律的に見ると、ほとんどの場合、鉄道側に責任はありません。でも、はたから見ると鉄道側が悪く見えてしまうこともよくあります。日々、かげながら恩恵をこうむっているのに、事故が起きると「まったく小田急はどうしようもない」なんて言ってしまうものです。

日本は、鉄道など交通機関を公共財と考える発想が薄いです。小田急は利潤も追求しているでしょうが、儲け第一主義だけでは半世紀にわたって粘り強く立体交差化を進めることなどできません。明日からまた多くの学生たちが電車で学校に通ってきます。鉄道会社には安全運転を望みますが、万一人身事故が起きたとしても、鉄道会社だけを悪者にするような学生には育てたくないです。

入学式挨拶

皆さん、ご入学おめでとうございます。世界の各地からこのように多くの方々がKCPに入学してくださったことをうれしく思います。

皆さんはどういう夢を持ってこのKCPに入学したのでしょうか。そして、その夢を実現するために、どういう目標を立てているのでしょうか。これからその目標に向かって進んでいこうとするでしょうが、その道は決して平坦ではないことを予告しておきます。向かい風の中、坂を上っていくような場面もあることでしょう。また、悪魔のささやきに負けて道ならぬ道に迷い込むこともあるかもしれません。残念なことですが、こうして夢をどこかに置き忘れ、目標がいつの間にかすり替わってしまう学生が後を絶ちません。日本で一流大学に進学し、一流企業に就職するつもりだったのが、今日のアルバイトをどうこなそうかということしか考えられなくなる、などという学生が現実にいるのです。

これは、立派な挫折です。しかし、挫折を味わったからといって、がっかりする必要はありません。生まれてから生涯、挫折がない人などいません。問題は、その挫折からいかに立ち直るかです。早く立ち直らなくてもいいですが、その挫折から何かを学ぶことが肝心です。挫折から何かを得るたびに、その人の人格は厚みを増し、その人の人生は豊かになります。人は挫折によって鍛えられるものです。そして、いつの日か、挫折をものともせずに成功へとつなげていける人物に成長していくのです。

4月から大学生になったGさんは頭のいい学生で、学校の授業に出なくてもまずまずの成績が取れてしまいました。東京の有名大学の一角を占める大学への進学も決まりました。しかし、KCPの卒業試験の日に欠席したため、「卒業」とは認められなくなりました。Gさんは、私に何とか卒業試験を受けさせてくれと頭を下げてきました。Gさんの実力なら卒業試験に合格することはたやすいです。しかし、私はGさんに卒業試験を受けさせませんでした。ここで卒業試験に合格してKCPの卒業証書を手にしてしまったら、今後Gさんは世間をなめてかかるだろうと思ったからです。

KCPの卒業証書がもらえないくらい、Gさんのこれからの長い人生の中では小さな挫折です。この挫折を通して何かをつかむほうが、卒業証書をもらうより重い意味があります。頭を下げればどうにかなると思うようになるより、頭を下げても願いが通じないことがあるのだということを、身をもって学んでほしかったのです。

このように、KCPは、時には皆さんに挫折を強いることすらある学校です。皆さんがこれから味わう挫折を乗り越えて目標に向かって進み、夢を実現させることで、より強い人間に成長してください。挫折から立ち上がる際に私たちの支援が必要だとあれば、私たち教職員一同は喜んで力をお貸しします。

皆さん、本日はご入学本当におめでとうございました。

読解

4月4日(火)

企業の研究員として研究を進めるには、今までに出された特許の調査が欠かせません。特許を侵すような研究をしても、企業には利益をもたらしません。この調査の際には当然膨大な量の特許を読むのですが、私にとって、これは苦痛以外の何物でもありませんでした。自分の権利を少しでも広く確保しようという我利我利亡者の精神で書かれた文言は、読んでいて頭痛と吐き気を催したものです。まあ、読み方のコツを覚えれば、機械的に情報を取り出せるようになり、苦痛も多少は和らぎはしますけれどもね。

研究が進み、企業化を図る際には、その製品の製造から販売にまつわる諸々の法律の条文を読み込まねばなりません。法律の条文は悪文だとよく言われますが、シロウトがすんなり理解できる文章ではありません。特許にしても法律の条文にしても、厳密さを追求した結果が、プロでないとスムーズに頭に入っていかない文の集合体を生み出してしまったのでしょう。

日本語教師養成講座に関わる規定が変わりました。日本語学校などで教えるには、文化庁に届け出て認められた養成講座を修了することが必要になりました。…とあっさり書きましたが、実際に文化庁などが出している文書は、特許ほどではありませんが、もっとずっと難しい言い回しです。文から荘重な感じは受けますが、養成講座を受講しようとしている方たちには、軽やかなリズムのほうがとっつきやすいんじゃないかと思い、文意を損なわない範囲で、KCP養成講座のホームページに載せる文句を考えました。

Bさん、Hさん、Lさんなどは、今月から法学部で勉強します。去年法学部に進学したKさんは六法全書とにらめっこする毎日のようです。法学部とは法律や法体系を貫く精神を学ぶ場とはいえ、自分にとっては外国語で書かれたあの難解な条文に全く触れずに済むはずがありません。私は素直にこの卒業生たちを尊敬します。

不摂生の結果

4月3日(月)

昔、お酒を飲んでいたころは、連夜の午前様や二日酔いでの出勤や、それはそれはとんでもないことばかりしていたものです。でも不思議なもので、記憶をなくすまで飲んでも、電車を乗り過ごすことはありませんでした。どういうわけか、自分の降りる駅ではきちんと目を覚まし、帰巣本能に従ってかろうじて家まで帰りついたものです。

そういう生活の中で、年に一度の年貢の納め時が健康診断でした。γGTPが普通の人の2倍などと言われないように、健康診断の直前は身を慎もうとしたこともありました。いや、それでは普段の健康状態を正確に表しておらず健康診断の意味がないとか言って、健康診断の前日も飲んでいたこともありました。

今はお酒はやめていますから、そういう心配はありません。その代わり、毎日が睡眠不足に運動不足に不規則な食事に目の酷使と、不摂生を絵にしたような生活ですから、やっぱり健康診断は年貢の納め時です。

その健康診断がありました。レントゲンなどは結果がすぐに出ませんが、尿検査、血液検査など、結果がすぐ出るものは結果を聞いてきました。それによると、データ上は健康そのものだそうです。実感としては体中ボロボロなのですが、医学的には問題ないようです。なんと頑丈な体なのでしょう。

若い時にムチャをした人は、私ぐらいの年になると健康診断引っかかり放題のはずなのですが、私はどういうわけか目以外は引っかからず、不摂生が改まりません。いつかガクッとくるんじゃないかと心配なのですが、健康診断の数字が異常なしのなうちは働いちゃうんですよね。

午後からは新学期の準備でした。新入生のプレースメントテストが終わったら、また、不摂生の度合いが深まりそうです。

廊下の寒さに耐えて

3月6日(月)

「先生、廊下がめちゃくちゃ寒いです」と、休憩時間に廊下に出ていたDさんが、後半の授業の出席を取ろうとするや言ってきました。そりゃあ、そうですよ。午前のクラスは卒業生が大挙して出ていったため、学生の数もクラスの数も半分ぐらいになっちゃったんですから。

それに加えて、今朝は4名の先生が卒業旅行に行っていますから、朝礼をするときの職員室はスカスカなんていうもんじゃありませんでした。何だか気が抜けてしまいそうな感じでした。

でも、来学期以降もKCPで勉強を続ける学生たちは、これからが本番です。上級の場合、先週までは卒業生がクラスの主役で、卒業文集とか卒業制作とか卒業認定試験とか卒業式の予行演習とか、二言目には「卒業」という言葉が出てきました。それゆえ、卒業しない学生は何だか居心地が悪かったかもしれませんが、卒業生がいなくなった今は、あなたたちが主役です。何より、これから1年間、KCPの屋台骨を支えていってもらわなければなりませんからね。

私が入ったクラスの学生にも、そういうことを説いて、学生たちの自覚を促しました。この学生たちが、現在の初級や中級の学生たち、4月以降に入学してくる学生たちを引っ張っていって初めて、KCPに新たな歴史が刻まれるのです。運動会やスピーチコンテストや、そういった学校行事の成否も、上級に残った学生たちの双肩にかかっているのです。

何だか頼りないような気がしますが、それは毎年のこと。春の運動会で上級生としての自覚が芽生え、夏のスピーチコンテストで上級生として恥ずかしくないスピーチや応援をするために力を尽くし、秋のバーベキュー大会には頼りがいのある先輩に成長しているものです。そして、卒業の学期を迎え、惜しまれつつ去っていく…。これが、この学校の一年です。

ランが咲く

3月1日(水)

今朝、学校に着くと、茜色の朝焼けが見えました。御苑の駅からKCPに向かってくると、最終コースは東西に走る道を東に進むことになります。私が学校に着く6時少し前は、先週ぐらいは真っ暗だったのに、それが朝焼けということは、朝が早まってきたということです。まだ空気は冷たいものの、もう3月、春が着実に近づいてきていることを感じました。

ロビーに雛人形が飾られました。七段飾りの結構立派なものです。休み時間や授業後には人だかりができました。3日は卒業式で授業がありませんから、初級クラスは明日ひな祭りをします。人形を見て「きれいだね」だけで終わりにしませんから、教師もしっかり勉強しておかなければなりません。

私のクラスのように卒業生の多いクラスは、講堂のステージを使って卒業証書のもらい方のリハーサルをしました。日本流の証書のもらい方は、学生たちは経験がなく、少し戸惑いながらも、卒業式に及んで汚点を残すわけにはいかないと、和やかな雰囲気の中にも真剣に手の出し方やお辞儀のしかたなどを確認していました。

春目前ですが、これから受験という学生もいます。職員室では面接練習をする教師と学生のペアがいくつも見られます。私も受験講座の直前にSさんから質問の答え方の相談を受けました。

その職員室に、ランの花が咲いています。頂き物のランを鉢に挿したのが育ったのです。去年もこの時季に咲きました。ランってなかなか花が咲かないものだそうなのに、KCPの職員室はよっぽど住み心地がいいのでしょう。それとも、何か不可思議なオーラが漂っているのでしょうか。