Category Archives: 学校

日程変更

2月28日(土)

3月3日(火)に予定されていた江ノ島小旅行が、3月6日(金)に延期されました。3日はどの天気予報サイトを見ても天気が悪く、週間天気図では低気圧が3日から4日にかけて本州南岸を通過するという予想になっています。バス旅行なら雨でも決行でしょうが、今回はクラスごとに江ノ島近辺を歩き回ることにしています。雨中行軍は好ましくなく、病弱者が多い学生は風邪をひきかねません。それゆえ、天気が安定していそうな6日(金)に延期したという次第です。

外で行われる学校行事は、“天気よければすべてよし”です。青空が行事の成功要因の9割を占めると言ったらさすがに言い過ぎでしょうが、学生の印象は天気によって全然違います。今回は江ノ島から富士山が見えるなどという写真でムードを盛り上げた手前、雨天決行は好ましくありません。銭洗弁天へ行ってお金を洗って大金持ちになろうなんてことも計画していますから、雨は避けたいです。

3日延期になったのですから、計画を練り直し、もうひとひねりしようかとも考えています。他のクラスがいかない所へ連れて行ってあげようかと地図をためつすがめつ見直しています。江ノ電に乗って有名なところを見て回るだけじゃ能がありません。お金をかけずに思い出に残る小旅行にしたいものです。卒業生にとっては、これが最後の学校行事ですから、印象深い旅行をはなむけとしたいのです。

6日の小旅行が終わったら、5日後が卒業式です。あっという間です。

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乗れるかな

2月19日(木)

今学期の学校行事は小旅行です。江ノ島方面へ行きます。江ノ島なんて、小学校の遠足とか、そのぐらい以来だと思います。少なくとも、社会人になってからは行っていませんねえ。だから、実際に行ったら、私も学生と大して変わらず物珍し気にあちこち見て回ったりちょっかいを出したりすることになるでしょう。

個人的には江ノ島の地形を詳しく見て回りたいです。朝から夕方まで、島の隅から隅までじっくり観察したいです。しかし、クラスの学生を引率することが第一の任務ですから、その気持ちは抑えて江島神社へお参りに行ったり仲見世通りを歩いたりすることになるのでしょう。

地学的興味を封印するとなると、江ノ電に乗って鎌倉方面に抜けるのが常道でしょう。問題は、江ノ電にスムーズに乗れるかです。週末は言うに及ばず、平日の日中でも観光客でだいぶにぎわっていると言いますから、KCPの学生3クラス分ぐらいが一度に乗ったら車内は立錐の余地もないほどになってしまうかもしれません。

そうなった場合、私は海沿いの134号線を歩いて鎌倉まで行くのも大歓迎ですが、学生たちは断固NO!でしょう。電車を1本か2本待つことになるのでしょうか。となると、江ノ電は14分おきの運転ですから、30分ぐらいあっという間に過ぎてしまいます。ちょっと頭の痛いところです。

学生たちはイマイチピンと来ていないような顔をしていました。江ノ島は、かつてのバス旅行の富士急ハイランドみたいに、だれもがかなりの程度共通したイメージが持てる場所ではありません。こちらが具体的に何物かを思い描かないと、学生たちを引っ張り切れません。研究しなくちゃ。

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性懲りもなく

2月18日(水)

今学期も、後半戦に突入しました。初日は、ぎりぎり遅刻2名、大遅刻1名、欠席2名。最初の頃は発言が少なく雰囲気が重かったのですが、授業が進むにつれて次第に口が滑らかになってきました。最後は質問が多く出て、かろうじて予定通りのところまで進められたというくらい、元気になりました。

いい気持ちで職員室に戻ると、3名の学生が私を待っていました。進学相談や面接練習なら気合も入りますが、この3名は学校周辺のよそ様の駐車場でたばこを吸っていたのを摘発され、説教を待っていたのです。喫煙所以外、殊に他人の敷地は、たとえ灰皿が置かれていても、たばこを吸いに行ってはいけないと指導し続けています。しかし、こういう不届き者が後を絶ちません。

なぜたばこを吸ってはいけない場所でたばこを吸ったのかと聞くと、喫煙所が遠いからだということでした。10時半の休み時間に喫煙所まで行くと、ゆっくりたばこを吸っている暇がありません。往復で10分ぐらいかかりますからね。だから、学生たちは手近なところで間に合わせようとするのです。

なぜたばこを吸うのか――たばこを吸うと元気になるそうです。頭がすっきりすると言いたいのでしょうか。中級以下の学生たちですから、こんな表現が精一杯です。夜更かしやハードなアルバイトで寝不足になり授業中眠くなったのなら、その解消のためにたばこを吸いに不法侵入された駐車場の側こそ、いい迷惑です。

3名にしたら、たぶん見つからないだろと踏んで近場でのんびりたばこを吸っていたら、運悪くKCPの教職員に見つかってしまったといったところでしょう。3名以外にも喫煙者がいて、蜘蛛の子を散らすように逃げて行ったと捕まえた教職員は言っています。こういう学生たちに、よその敷地でたばこを吸ってはいけないことをわからせるにはどうしたらいいでしょう。

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さえない学生じゃなくて

2月16日(月)

午後、明日の上級選択授業の中間テストの問題を作っていると、ロビーに誰か立っていました。何か用事があるんだけど、どうしたらいいか戸惑っている学生のように見えました。しかし、たまたま事務職員がみな席を外していたので、私が出て行きました。私の目には要領の悪そうな学生に映ったのですが、よくよく顔を見ると、卒業生のCさんではありませんか。思わずずっこけてしまいました。

CさんはM大学に進学し、4年間優秀な成績で通し、大学院にも進みました。大学2年生の時から日本語教育能力検定試験を受け、4年生の時に合格しました。外国人留学生が合格するのは、稀有のことです。さらに、昨年、登録日本語教員試験にも合格し、その合格証も見せてくれました。現在は都内の日本語学校で専任講師として日本語を教えるとともに、進学指導もしています。明日が春節で、その前後1日ずつが休みなので、こちらに顔を出してくれたとのことでした。

こぼす愚痴の内容も私たちとあまり変わらず、すっかり日本語学校の日本語教師になっていました。いろいろな公務を次から次と任されて、忙しくてたまらないとも言っていました。若手のホープだからこそ、仕事が回ってくるのです。“忙しい奴=有能な奴”という方程式があり、“大事な仕事は忙しい奴に回せ”とも言われています。有能な奴のところに仕事が集まるというこの状況を、“仕事の万有引力の法則”と私は秘かに呼んでいます。

国へ帰る気はないとCさんは言っていますが、国へ帰って日本語学校を立ち上げられるくらいの力はついたんじゃないかなあ。このぐらいいろいろな仕事をさせてもらっているのなら、早晩それだけの実力が身に付くはずです。どんどん鍛えてもらって、将来へと向かう道幅を広げておけばいいと思います。次に会うときは、日本語学校の校長先生でしょうか、経営者でしょうか…。

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朝の欠席届

2月13日(金)

朝、パソコンを立ち上げると、火曜日からずっと休んでいたXさんからメールが来ていました。昨日病院で検査してもらったところ、インフルエンザだと診断されたそうです。他のクラスにもそういう学生が出ています。1週間で患者数が2倍になったとか報じられていましたが、やっぱり流行っているんですね。

インフルエンザということは、出席停止です。学校へ来てはいけないのですから、休んでも欠席にはなりません。Xさんはすでに進学先が決まっていますから入試が受けられなくて進路決定に影響が出るなどということはありません。しかし、これから受験の学生はまだまだいます。国立大学に照準を合わせている学生にとっては、ここからの10日ほどが正念場です。Xさんの最大の仕事は、学校へ来ないことです。ゆっくり休んで、完全に治してから出て来てください。

Xさんは超級の学生ですから、病院へ行って日本語で症状を説明するくらいはできます。しかし、初級の学生にとっては、これは至難の業です。学校では国の言葉が通じる病院を紹介していますが、それでも学生には敷居が高いようです。国から持って来た薬や日本の薬局で買った市販薬を飲んで乗り切ろうとします。普通の風邪ならそれでもどうにかなるかもしれませんが、インフルエンザとなればそれでは非力です。病院へ行かなければインフルエンザの診断もなされず、だから出席停止にもならず、休めば休むほど出席率が下がります。それは困ると無理して出て来られると、学校中にウィルスをまき散らすことにもなりかねず、学校中が迷惑を被ります。

病院へ行きたくないのならせめて予防策を取ろうよ、と言いたいです。というか、折に触れていっています。でも、どこかからか拾ってきちゃうんですよね、学生たちは。私も、うがいと手洗いを励行し、学生たちの足を引っ張らないようにします。

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1月は行く

1月31日(土)

「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」というわけで、あっという間に1月が行ってしまおうとしています。新学期の準備と、その新学期を何とか軌道に乗せようとしている間に終わってしまった感じがします。最上級クラスは先学期から持ち上がりですから学生の様子はつかんでいますが、レベル5のクラスは今学期初顔合わせの学生が大半で、出席状況のよくない学生は、まだ顔と名前が一致しません。“見かけない顔だから、よく休むAさんだろう”なんていう推理を働かせながら授業をしているうちに、1か月が過ぎてしまいました。

4月に進学を予定している学生には、一刻も早く行き先を決めてもらおうと思っています。Kさん、Oさん、Pさんなどが確定組に入りました。CさんやHさんは、土日で関西遠征です。今頃はホテルで一息ついてるのでしょうか、明日に備えて最終チェックをしているのでしょうか。2人とも、出発の直前に面接のアドバイスを求めに来ましたが、それが役立ってくれるとありがたいのですけど、どうでしょう。

学生たちの方を見てばかりいるわけにはいきません。KCPは文部科学省の認定日本語教育機関になったので、4月から教育の中身を変えます。2月になったら、その準備も本格的に始めなければなりません。そちらも授業と並行して進めるとなると、これから忙しくなります。でも、2月に逃げられる前に形が作れるように、気合を入れて取り組みます。3月が去ったら、新KCPの第1期生をお迎えするのですから。

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ゲストがいらっしゃいました

1月16日(金)

最上級クラスにゲストが来ました。このクラスは日本人の高校生向けのテキストを使うなど、典型的な日本語学校の授業とはかなり違う授業をしていますから、見ても参考にならないことが多いのです。しかし、今回のゲストは、国の大学で専門的に日本語を勉強している現役の学生さんたちですから、他流試合に来たといったところでしょうか。ということは、こちらも負けるわけにはいきません。“なあんだ、KCPって、こんな程(低?)度か”なんて思われたらたまりません。

読解のテキスト音読は、いつもスラスラ読んでくれる学生を指名しました。その学生たちは期待に違わず、実に滑らかに読んでくれました。初見のテキストではありませんから、当然と言えば当然なんですがね。文章の内容について質問すると、こちらが狙った以上の答えが出てきました。こいつら、結構力をつけたなあと、私も感心させられました。ゲストにはその答えがどう聞こえたでしょうかねえ。

読解の次は、昨日発表された東洋大学の現代学生百人一首をネタに、ゲストも交えてグループ討論をしました。ゲストは現役の大学生ですから、クラスの学生とはだいたい同年代です。お互い意見が言いやすかったのではないでしょうか。少しは打ち解けたかなといった感じでした。

ゲストのみなさんは次の予定が迫っていましたから授業の途中で抜けましたが、また月曜日にもいらっしゃいます。その時には、Y先生がもっとしっかりした授業をしてくださることでしょう。超級は楽しいというよりも歯ごたえのある授業を目指しています。ゲストのみなさんには感じていただけたでしょうか。

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12月の卒業式

12月20日(土)

KCPの12月は、その前年の1月に入学した学生が卒業していく時です。4月・7月・10月に入学した学生は3月が卒業の月ですが、日本語学校の在籍期間は最長2年と法律で定められているため、去年の1月生は来年の3月までKCPにいられないのです。

午前中、その卒業式が講堂で行われました。卒業生よりも、それを見送る教師の方が多いくらいですから、毎回、小ぢんまりとした、アットホームな雰囲気の卒業式になります。今年もその例に漏れず、和やかな雰囲気で式が始まりました。

型どおり卒業証書を手渡し、出席率が非常に良かった学生を表彰すると、事前に行った卒業生アンケートに基づいた卒業生インタビューがありました。受け持ったことのある教師からの一言もあり、笑いの絶えない卒業式となりました。どの学生も丸2年KCPにいたわけですから、教師にとっては直接教えたことがなくても学校内でよく見かける顔だったり、何かの折に話題に上ったり、自分のクラスの学生の友達だったり、そんな関わりがあります。まあ、どの学生もKCPの主みたいになっちゃってますからね。私なんか、その“有名人”の素顔に触れられるという感じでインタビューを聞いていました。

式の後は歓談タイムです。ここではさらにもっとディープな話ができました。“そういう事情であんたはあんなことをしてたのか”“えっ、あの人とまだ付き合ってるの?”なんていうことが、いくつも判明しました。

そして、お昼過ぎに卒業生たちは学校を後にしていきました。進学する学生、就職する学生、進路はいろいろです。これからの人生に幸多かれとひそかにお祈りしました。

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18日帰国

12月4日(木)

Bさんは、指定校推薦でC大学に受かりました。“一番勉強したいことが勉強できることになってよかったねと”、Bさんを教えた教師誰もが拍手しました。面接を指導した担任のH先生も、心の底から祝福しました。私も本番直前に最後の面接練習をしました。自己表現が不器用なBさがこれほどまでになるとはと、感慨深いものがありました。目標に向かってひたむきに前進を続けるBさんに、大いに期待するものがありました。

Kさんの面接練習を終えて仕事をしていると、H先生が来ました。「Bさんが18日に帰国すると言っています」と訴えました。今学期の期末テストは19日です。ですから、このままだと、期末を受けずに帰国することになります。なぜ18日に帰国したいかというと、18日の方が、チケットが安いからだそうです。“問題外の外”っていうやつですね。

もし、本当に18日に帰国したら、卒業するまでずっと模範生でい続けるという、指定校推薦を受けるにあたってBさんがサインした誓約書にも違反します。こちらとしては、悪い学生を推薦してしまったということで、C大学に事情を報告し、その判断を仰がねばなりません。C大学が合格取り消しと言ったら、それまでです。

かつて、指定校推薦で合格した学生が、気が緩んで休むようになり、出席率がその大学の推薦基準を下回ってしまったことがありました。その時は、本人の目の間でその大学に電話を掛け、担当者に状況を伝えました。その方から合格取り消しにはしないというお言葉をいただきましたかr、事なきを得ました。

指定校推薦は、大学とKCPの間の信頼関係に基づいて成り立っています。学生一個人の問題ではありません。とはいえ、こんなこと、20歳になるかならないかの子どもには、わからないかもしれません。上述の目の前で電話を掛けられた学生も、私が大学の方と話している間は真っ蒼になっていました。

Bさんには、明日、H先生がもう一度話をしてくださいます。それでも18日に帰ると言い張るのなら、私が出て行くほかないでしょう。

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全面改訂

11月29日(土)

このたび、KCPは、文部科学省の認定日本語教育機関になりました。これを機会に、ホームページを全面的にリニューアルしようということになりました。その新ホームページに載せる写真撮影が行われました。

モデルを引き受けてくれた学生が朝から集まってきました。いずれも顔面偏差値がかなり高いです。普段の授業の時より少し小ぎれいにしていますから、なおさら引き立ちます。カメラマンのCさんは、国では本職でした。機材も本格的です。モデルもカメラマンも、特級です。

午前中は学校生活のいろいろな場面を想定して、教室やらラウンジやら、校内至る所で撮影したようです。午後は進学相談の場面ということで、私も駆り出されました。この写真撮影のために、明るい色のシャツとネクタイで出勤するようにと、昨日、A先生から言われていました。Bさんと進学相談のような話をしているうちに何枚か写真を撮られたようです。

その後しばらくして、今度は私一人だけの写真を撮りました。雑然とした私の机ではなく、広々とした机を前に、ポーズを取りました。座ったり立ったり、何パターンか撮ってもらいました。私は自分で写真を撮ることもしないし、撮られることもあまりありません。ですから、Cさんのカメラから連続的にシャッター音がするのですが、動いていいのか悪いのかわからず、とりあえずそのままの姿勢でいました。でも、ほとんど動きのないポーズの写真を何枚、何十枚と比べて、どれが一番いいかってわかるのでしょうか。

Cさんに見せてもらった写真はよく撮れすぎていて、ホームページでその写真を見た方が実物を見たら、“なんじゃこれ?”となってしまいそうです。M先生が遺影にいいとおっしゃいましたが、本当にそうです。

私はホームページの大改修には直接かかわっていませんから、“遺影”がいつ登場するのかわかりません。そう遠くない将来にリニューアルオープンするでしょうから、それまで首を長くして待つことにしましょう。

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