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波紋? 津波?

11月9日(水)

米国次期大統領がトランプさんに決まりました。“もしトラ”などと面白半分に万が一っぽく語られていたことが現実となりました。

午前の超級クラスでは、授業が終わると、学生たちは一斉にスマホを取り出し、開票状況をチェック。同時に為替レートも見るあたり、さすが留学生と思う一方で、この選挙結果が世界に与える影響の大きさを実感しました。

今年は、もしかすると、後世から民主主義のターニングポイントだったと指摘されるとしになるかもしれません。6月の英国のEU離脱は、Bregretなる新語とともに、後悔の文脈で語られることが多くなりました。英国民は真剣に投票したのでしょうが、その選択を英国民自身が後悔しているのだとすれば、民主主義に内在する、あるいは民主主義が本質として抱えている欠陥が露呈したと言えるのではないでしょうか。

トランプさんに投票した人たちが何を期待しているかはわかりませんが、「壁」の実現を求めているのであれば、それは自国の持つ影響力の大きさを忘れ去った身勝手な選択と言わざるを得ません。英国でも同様な考えに基づいた選択がなされたとしたら、これこそが民主主義の抱える本質的な問題点だと思います。

これらは他人事ではありません。日本が憲法を改正するとしたら、世界中から同じ目で見られるでしょう。その選択が、場合によっては、太平洋に大西洋にインド洋に、波紋どころか津波を巻き起こすことだってあり得ます。視野狭窄に陥った状態で自分たちにとってのベストチョイスを考えると、世界の笑いものになるかもしれません。国民みんなが大所高所に立って判断してこそ、世界中から尊敬される国になるのです。

これからしばらくは、超級の教材に事欠かないような気がします。

祝開店‥‥

11月8日(火)

遅いお昼をどこで食べようかと学校の近くを歩いていたら、見慣れぬつけ麺屋さんを見つけました。店の前に花かごが出ていたので近づいてよく見ると、11月7日オープンと書いてあるではありませんか。昨日開店とあれば、ちょっと味見をしてみなければと入ってみました。オープン記念割引とか、割引じゃなくても粗品ぐらいもらえるかなという、少々よこしまな気持ちもありました。期待に反して、割引も粗品もなく、味に特徴があるわけでもなく、がっかりもしませんでしたが、これからひいきにしようという気も起こりませんでした。

この店舗は、夏ごろまでは沖縄そばの店が入っていました。私も2、3回入ったことがあります。ちょっと毛色の違った味で、私の舌には合いました。汗をかきながらではなく、この味で体を温めたくなるくらいの季節にまた入りたいと思っていたら、いつの間にか消えてしまいました。内装をいくらかやり直して、つけ麺屋になったようです。

私はピークの時間帯をはずして食事に出ますから、その沖縄そば屋がどのくらい繁盛していたか、正確にはわかりません。食べたかったセットメニューが売り切れだったことがありますから、まるっきりはやっていなかったわけではないのだろうと思います。私の好みの味ではありましたが、この近辺の人たちの舌と心をつかむには至らず、閉店に追い込まれてしまったのでしょう。

全国的に見ると、新宿なんて人が多くてどんな店でもやっていけそうな土地に思われるかもしれませんが、実はお店の競争と消長が激しいところです。生き残るには特徴と固定客と経営者の胆力が必要です。沖縄そばの店は何が足りなかったのでしょう。あるいは、ここを足がかりにして、どこかで大きな店を開いているのでしょうか。

今度のつけ麺屋さんには、これといった特徴が感じられなかったのですが、どうなるのでしょう。チャーシューは大きく軟らかくよく味がしみていて、つけ麺でおなかも膨れましたが、ちょっぴり心配になりました。

これも日本文化

11月5日(土)

火曜日の選択授業で学生に書かせた作文の採点をしました。作文と言っても、ある小説を読んでその書評を書くというものですから、EJUの記述試験や小論文対策のクラスとはずいぶん毛色が違います。

さて、その書評ですが、つまらないとか平凡だとかという否定的な意見が大半を占めました。そんなどうしようもない小説を読ませたのかと言えば、もちろん違います。ネタバレになるのであまり詳しくは書けませんが、学生たちは“夏の甲子園”という要素に気がついていませんから、教材の小説が表している主人公の心の美しさが見えてこなかったのです。

この授業は超級の学生向けで、日本語や日本文化に通じていると自他共に認める学生たちが集まっています。それでも、日本人だったら絶対に見逃すはずのない、必ず何らかの反応を示す“夏の甲子園”をほとんどスルーしてしまっています。私もこの“夏の甲子園”があるからこそ、この小説は光っていると思い、学生たちに読んでその輝きを感じてもらおうと思ったのです。

彼らと同じ年頃の日本人の高校生や大学生は20回近く夏の甲子園を肌で感じてきています。これに対して、このクラスの学生たちが日本で暮らしてきた期間は、長くて2年弱です。夏の甲子園はせいぜい2回。初級で入学した学生は、去年の夏はわけのわからぬうちに過ぎ去ってしまったことでしょう。2年目の今年の夏にしたって、学生たちにとっては夏の甲子園など他人事であり、注意も感心も払わなかったことでしょう。

夏の甲子園は、もはや日本の伝統文化と言ってもいいでしょう。秋でも冬でも、あの熱狂を思い浮かべることは容易にできます。選手1人1人の一挙手一投足に一喜一憂し、感動を覚えたことは誰にでもあるはずです。しかし、学生たちにはその感覚がなかったということなのです。学生たちが気付いていない日本の文化、日本人のメンタリティーだとも言えます。

来週の火曜日に、この作文を返します。そのときにどんなことを伝えようか、明日と明後日で考えます。

髪を切りました

11月2日(水)

午前の授業が終わって1階に下りてくると、Aさんにばったり会いました。肩まであった長い髪をばっさり切り、だいぶさっぱりした精悍な顔つきになっていました。「面接か」「はい。今度の週末です」。入試の面接を迎え、長髪ではむさくるしく思われるかもしれないと、断髪に及んだのでしょう。

私もすぐに次の用事があったので、Aさんと交わした言葉はこれだけですが、短くなった髪を恥ずかしがることもなく、私の目を見てきちんと答えていたAさんに、今週末の入試にかける意気込みを感じました。「形だけ整えても意味がない」と言いますが、外見を変えることによって心の持ちようも変わることだってあります。そういえば、先学期成績が振るわなかったYさんも、今学期の初日から頭を丸めて出直しを図っています。頭を丸めた成果が出ているかどうかは聞いていませんが、心機一転しないと入試に間に合いません。

「外見だけで人を判断してはいけない」とはよく言います。同時に、「人は見た目が90%」とも言われています。入試では、面接によってその人に中身を推し量ろうとしています。でも、たった10分かそこらの面接で各受験生の真の価値を探り当てることは難しいです。だから、見た目や第一印象に頼らざるを得ない面もあると思います。Aさんの断髪も、そういう点で大いに意味があると思います。

もちろん、中身を高めることが第一です。それとともに、その中身を相手に伝える術も身に付けなければなりません。私は、外見を整えることは中身を伝えることの一部分だと思っています。面接官に良い先入観を持たせることにつながるからです。立派な中身を宝の持ち腐れにしないためにも、見た目は重要なのです。

エレベーターと喫煙所

10月27日(木)

私は、都会のマンション住人の典型で、隣にどんな人が住んでいるのか全く知りません。また、エレベーターで誰かと乗り合わせても、せいぜい目礼をする程度です。1階から自分の階までの数十秒間、お互い無言のまま過ごしますが、その雰囲気が息苦しいとも気まずいとも思いません。

たまに、両手に荷物を抱えて、降りる階のボタンが押せない人が乗ってくることがあります。そんなときは、ためらうことなく「何階ですか」と聞き、「すみません、〇×階です」などというやり取りをします。

こんな、会話などとは到底呼べないような言葉を交わしただけでも、そして、その後エレベーターの中で何もしゃべらなくても、エレベーター内の空気がいくらか和らいだように感じます。お互いがお互いを敵ではないと認識できるからでしょう。

言葉はコミュニケーションの道具です。そして、コミュニケーションとは単に情報を伝えるだけでなく、心を通わせ合うことでもあります。英語のcommunicateやcommunicationには後者の意味がないかもしれませんが、“言葉はコミュニケーションの道具”と言ったら、そういう意味も含まれると思います。

学校の近くのタバコ屋さんから、KCPの学生が店の前の喫煙所で外国語で大声でしゃべりながらタバコを吸って困るというクレームが来ました。喫煙所を汚して立ち去るなど、学生たちのマナーもよくないようですが、店の方が一番嫌なのは、外国語で話されてはコミュニケーションが取れない、心の通わせようがないことだと思います。

学生にしたら、休み時間にタバコを吸う時ぐらい日本語から開放されて、友達と国の言葉で思いっきりおしゃべりしたいのでしょう。しかし、それは同時に、タバコを吸う場所を提供してくれている店の方とのコミュニケーションを拒否することも意味するのです。

店の方にしたら、自分の店の軒先で、顔も知らない学生たちに、自分のわからない言葉でしゃべられたら、恐怖感もするでしょうし、店を乗っ取られたようにも思うかもしれません。すなれば、学生の所属する学校に苦情の一つも訴えたくなります。

だから、かたことであっても、学生が真剣に日本語で話しかけようとすれば、店の方も安心できるはずです。お客さんとの心のふれあいが楽しみで店を開いているとすれば、これは喫煙所を使わせてもらうための必須の条件です。こういうことを教えていくのも、学校の役割なのです。

初雪、地震、睡眠

10月20日(木)

北海道の各地で、平年よりやや早い初雪が降りました。気圧配置を見ると立派な東高西低で、雪が降ってもおかしくない等圧線の込みようです。山間部ではこれから15センチの積雪になりそうだといいますから、本格的な冬景色に染まるのでしょう。

今年の北海道は夏に多くの台風に見舞われ、山間部を中心に、その被害の爪あとがいまだに癒えていません。雪が降り積もったら復旧作業どころではありません。来年の春まで約半年間、作業は中断を余儀なくされます。気になるのは、雪の時に頼りになる鉄道が不通のままだということです。大雪によって陸の孤島が出現しないことを祈るばかりです。

さて、東京はというと、最高気温が27.7度で、冬の気配どころか夏の名残を感じるほどでした。10月にはいってから、最高気温が25度以上の夏日がこれで9日目です。約半分というのは、平年に比べるとかなりの多さだと思います。11月に入ったらすぐコートかなと思っていましたが、果たしてどうでしょう。

選択授業が始まりました。例年通り「身近な科学」を担当します。暇な学生ばっかりなのか、いつもより受講者が多くて、気温の高さと相まって、教室は上着がうっとうしいほどでした。初回は、“居眠りこいたら許さねえぞ”というメッセージも込めて、「睡眠」について話しました。毎年、寒さが厳しくなったら当日の冬型の天気図を示して、「日本の気候」を取り上げるのですが、今のところ、しばらくお預けのようです。授業中地震があって(私は気がつきませんでした)学生たちは騒いでいましたから、こちらが優先ですね。

体験型旅行

10月19日(水)

9月の訪日外国人客数が、190万人余りと、9月としては過去最高を記録しました。1~9月の累計訪日外国人客数も約1800万人となり、過去最高だった昨年の記録まで200万人弱に迫っています。昨年は9月より10月のほうが外国人客数が多かったので、今月中に昨年の記録を上回ることでしょう。

外国人観光客といえば、中国人による爆買いがつとに有名ですが、その爆買いは影を潜めつつあり、今年はモノではなくコトにお金を使う傾向が顕著になっているそうです。確かに、日本が2回目、3回目というリピーターにとっては、そう毎回毎回買い物ばかりでは飽きてしまうでしょうし、それ以前に、買うもの、ほしいものがなくなってくるでしょう。体験を重視する旅行に人気が集まるのもよくわかります。

留学は、その体験型旅行が究極に発展した形ではないかと思います。旅人ではなく住人になり、さらには、単なるレジャーではなく、その後の人生を左右する学問を身に付けるんですからね。得がたい経験だけでは不足で、何かを確実に得る経験を積まなければなりません。

しかし、残念ながら、そういう覚悟の学生ばかりではありません。ほんの腰掛け、物見遊山の域を出ないお気楽な、ビザは留学だけど気持ちは観光の学生もいます。目をつぶらずともそういう学生の顔が浮かんできます。彼らにとっては、日本は巨大なテーマパークで、日本語学校の学費は年間パスポート代なのかもしれません。また、最近はだいぶ数が減りましたが、勤労青年もいます。身も心もすり減らす方面での究極の体験は、してほしくないです。

学生たちには、留学ビザでこそ味わえる青春に、どっぷり身を浸してもらいたいです。

祝全勝優勝?

9月26日(月)

昨日千秋楽だった秋場所は、大関豪栄道が全勝優勝を飾りました。初場所の琴奨菊優勝の時は日本人力士として10年ぶりというのが話題となりましたが、豪栄道はカド番大関の全勝優勝は史上初ということです。

大関の全勝優勝ということで、相撲協会も含めて、世の中は来場所は綱取りだと騒いでいます。でも、ちょっと待ってください。そもそも、豪栄道は2年前に甘い審査で大関に上がり、その後、大関としてはぱっとしない成績が続いていました。今場所でカド番は4回目、いずれも15日間皆勤した末で負け越したという不成績によるものでした。ですから、2年前にもし大関に上がっていなかったら、今場所は小結で全勝優勝だったのです。来場所関脇になり、さあ大関取りっていう状況です。豪栄道の実力も、そんなものではないでしょうか。

そもそも、横綱の基準とは何かというと、「力量品格ともに抜群の者」であり、世間で言われている「2場所連続優勝」などというものは、どこにも述べられていません。品格はともかくとして、「力量抜群」の一例として、「2場所連続優勝」があるに過ぎないのです。“力量抜群なら2場所連続優勝ぐらいできる”とは言えますが、“2場所連続優勝すれば力量抜群だ”とは言いかねることは、明らかです。ことに豪栄道の場合、来場所優勝しても、それでやっと大関昇進に過ぎず、一歩譲ってもようやく名実ともに大関になっただけであり、横綱に昇進できるかどうかは、そのまた先のことです。

でも、来場所豪栄道が優勝したら、相撲協会も世論も、きっと豪栄道を横綱に昇進させるんでしょうね。そして、横綱豪栄道は横綱として十分な成績が残せず、精神的に辛い目に遭わされるような気がします。それで引退が早まったら、一番かわいそうなのは豪栄道です。数字による基準は、一見明快なようでも、こんな悲劇を生みかねません。豪栄道が来場所もその次の場所もそのまた次の場所も、全勝とは言わないまでもそれに近い成績を収めたら、私は諸手を挙げて豪栄道の横綱昇進に賛成します。

今週木曜日は期末テストです。教師はテストで点が取れた学生を進級させてしまいますが、本当はテストで測りきれない力も見た上で進級の可否を決めるべきなのです。点数だけで上げた学生が、上のレベルで苦しむ姿をいやというほど見ています。でも、学生を説得しきれずに、説得するのが面倒くさくて、上げてしまうんですよね…。

よく降りますね

9月24日(土)

朝か曇り空でしたが、いつの間にか雨が降っていました。東京は、今月に入ってから雨が全く降らなかった日がわずかに2日だけです。春の終わりごろは夏の水不足に備えてダムの取水制限を始めましたが、それもいつの間にか終わっていました。関東近辺だけではなく、四国の早明浦ダムも取水制限を中止したとかで、全国的によく雨が降っています。今年はすでに6個の台風が上陸し、水はたっぷり補給されたようです。

おそらく、このまま来年の春まではどうにかなるのでしょう。しかし、昨冬は全国的な少雪で、雪解け水が例年よりぐっと少なく、それが取水制限の原因でした。今度の冬はどうなのでしょう。今朝の新聞に、このまま温暖化が進めば今世紀末には日本は北陸や北海道の山沿いを除けば、今よりはるかに雪が少なくなると報じられていました。その代わり、夏を中心に、集中豪雨、ゲリラ豪雨が増えるとも言われています。となると、昨年末から今年にかけての気象の特徴がさらに激しく現れるようになるのでしょう。

そのとき、日本の水資源はどうなっているか、ちょっと心配です。降水量はたくさんあるけど、いつも水不足という状態だとしたら、蒸し暑いばかりでシャワーも満足に浴びられない国になっているのでしょうか。それはかなり不幸なお話です。人口が減り、水の需要も減っているかもしれませんが、人口減は、同時に、山や水を管理する人手が不足していることをも意味しているかもしれません。

今の日本は、少なくとも東日本と北日本は、雪という形で冬の間に水資源を山に蓄え、夏の水需要に対処しています。どうやら、この必勝パターンが今世紀末には崩れてしまいそうです。少子化対策もそうですが、国を支える水をいかに確保するかも、今から考えておかなければならないんじゃないでしょうか。

ニュースの聴解

9月23日(金)

選択授業の聴解の期末テストがありました。私が担当しているのはニュースの聴解です。授業の前半は今までの授業で取り上げた教材から作った問題でテストをしました。こちらは日本語学習者のために作られている教材ですから、言ってみれば、それなりに手加減されています。学生たちにとっては、聞いたことがある内容で、しかも問題も難しくしていませんから、悪い点を取ってもらっては困ります。

テストが終わったら、そういう教材を使って身に付けてきたニュースの聞き方を、本物のニュースで試してもらいました。NHKのニュースを、テレビの画面を消して聞いて、どのくらい内容がつかめるか、学生に実体験してもらいました。

まず、Y社の顧客情報がハッキングされたニュース。聞き覚えのある単語が多く、その単語を元に想像しやすい内容だったこともあり、思ったより聞き取れていました。画面を見せて聞かせると、画面に出てきた文字も読めますから、「ああ、やっぱりね」という顔をしていた学生が多かったです。

次はぐっと難度が上がって、EUの元高級官僚が租税回避地に設立された会社の役員になっていたというニュース。こちらは大苦戦で、お手上げという顔の学生も。背景を説明すると、そういう方面の勉強をしていたり関心を持っていたりする学生が、ようやく線がつながったという顔をしました。

その次は、オリンピックでも活躍したF選手の婚約のニュース。これは内容を知っている学生も多く、自分が知っている事柄を日本語のニュースではどう表現されるか確かめている感じもありました。画面を見せたら、ニュースの内容とは関係のない方面に興味を示す学生も。

さらに、K鉄道の車掌が、人身事故で運転見合わせ中に、突然駅の高架から飛び降りたニュース。大阪で起きた事件で、学生たちは内容を全然知りませんでしたが、音声だけで事件の概略はつかめたようです。画面を見せて補足説明すると、事件の異様さに驚いたようです。

実際に本物のニュースを聞いてみて、今までの訓練で、半分か3分の2ぐらいかは把握できるという自信を持ってもらえたでしょうか。これをきっかけに、進んでニュースを見聞きして、日本語で日本や世界を理解するようになってほしいところです。