Category Archives: 社会

ブラタモリ安曇野

11月28日(月)

先週の土曜日は、少々早く帰って、家で晩御飯を食べながらブラタモリを見ました。ブラタモリは、地学ファン、塵ファン、歴史ファンにとっては必見の番組です。毎回引き込まれ、番組終了後にネットで詳しく調べたり、地図で地形や道路・鉄道などの様子を再確認したりします。これを始めると、あっという間に夜が更けてしまいます。それどころか、時には時間とお金を都合して、現地調査に赴くこともあります。

先週の土曜日の訪問地は、安曇野でした。オープニングの安曇野を見下ろす景観は、足を運んで、ぜひ自分の目で見てみたいと思いました。松本は何回か行ったことがありますが、安曇野は通ったことがあるだけです。北アルプスの山並みがきれいなところだという印象はありますが、町の中をじっくりと歩いたことはありません。だから、どんなところかという興味も手伝って、番組の最後まで45分間、たっぷり楽しませていただきました。

実は、先週の金曜日に、毎年恒例、A先生のご実家から学校にりんごが届きました。そのりんごの箱に、“安曇野”と大書してあったので、土曜日のブラタモリはどうしても見たかったのです。りんご畑が登場するかなと期待していましたが、そちらははずれてしまいました。番組最後に出てきた穂高神社のお祭りの日が、神社のホームページによると9月27日でしたから、りんごの花には遅すぎるし、実が赤くなるには早すぎるしということで、取り上げられなかったのでしょう。まあ、でも、安曇野は複合扇状地で水はけのよい土地が多く、そこでりんごが栽培されているのだろうという見当は付きました。

さて、A先生のりんごですが、少し色づきの薄いのを選んできました。しばらくうちに置いて、目の保養をさせてもらった後で、おいしく味わおうと思っています。

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友蔵さんの社会

11月26日(土)

12月1日(木)に、静岡鉄道がダイヤ改正を行います。静岡鉄道は、その名の通り静岡市の新静岡駅と新清水駅を結んでいます。11.0kmの運転区間に両端の駅を入れて15駅ありますから駅間の平均距離は800m弱です。並行するJR東海の東海道線は、静岡清水間に両端を入れてわずかに4駅ですから駅間平均距離は3.7kmほどになります。日中の運転間隔が8分おきだということからも、市内の短距離の行き来をこまめに拾っている鉄道だと言えます。

さて、このダイヤ改正によって、新静岡―新清水間の所要時間が2分延びます。21分が23分になるそうですから、約1割のスピードダウンですから、ダイヤ改悪と言われてしまうかもしれません。なぜ、スピードダウンをするのでしょう。それは、各駅の停車時間を少しずつ延ばすからです。一つの駅の停車時間の延びはわずかですが、始点から終点まで途中に13駅もありますから、塵も積もれば山となるで、2分も延びてしまうのです。

じゃあ、なぜ、停車時間を長くするのかというと、乗客の高齢化が進んだからです。お年寄りのお客さんが増え、てきぱきと乗り降りができなくなり、現在でも遅延が慢性化しているのだそうです。ですから、所要時間を延ばすというよりも、現状に合わせた所要時間にすると言ったほうが適切です。上述のように800m弱に1駅、8分おきの運転ですから、車の運転ができないお年寄りのチョイ乗りが多いのでしょう。

これから、高齢化の影響が各方面で顕在化していくに違いありません。電車の停車時間の延長なんて、かわいいものです。近い将来、想定外の受け入れがたい影響を被らないとも限りません。清水と言えばちびまる子ちゃんですが、友蔵じいさんみたいな人が大勢いる社会を想像してみてください。

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キタチョー線

11月4日(金)

「北朝鮮、ICBM発射か。宮城、山形、新潟の3県にJアラート発出」

金曜日のクラスでは、最近のニュースを新聞の見出し風にまとめて、ディクテーションにしています。これは昨日のニュースですから、少なくとも前半部分は学生たちにとって楽勝だろうと思って読み上げました。予想通り後半の県名や、聞きなれないJアラートなる単語には苦労したようです。

このほかにもう2本読み上げて、ざっと見てできていそうな学生にホワイトボードに答えを書かせました。指名された学生が書いている間、私は教室の一番後ろに立っていました。たまたま私が立ったそばの席だったTさんとCさんが、小さな声で私に聞きました。「先生、“キタチョーセン”って東京ですか、大阪ですか。どこのJRですか」。

どうやら、この2人は北朝鮮を、山手線や丸ノ内線と同類の“キタチョー線”という鉄道線だと思ったようです。ICBMは、“あいしびえむ”とかという駅だと思い、だから、発射は、“キタチョー線”の電車が発車したと受け取ったのです。Jアラートも、JRと聞き取ったので、「どこのJRですか」と私に聞いたに違いありません。

確かに、Tさん、Cさんの国では北朝鮮を“キタチョーセン”とは呼びません。でも、日本では“キタチョーセン”という音は“北朝鮮”以外の何物でもなく、“キタチョー線”だと思う人など、落語の八つぁん、熊さんしかいないでしょう。日本へ来たばかりならまだしも、2人はもう1年以上も日本にいます。学校以外で日本語に接していないんだなあと思いました。

確かめませんでしたけど、“キタチョー線”だと思った学生が2人のほかにもいたかもしれません。こんな調子で、このクラスの学生、来年4月に進学できるのでしょうか。

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てんぷらラーメンを食べに?

10月21日(金)

来週の金曜日は、学校行事で川越へ行きます。西武新宿から西武線で終点の本川越まで行き、そこで学生たちを野に放ちます。でも、当日いきなり「はい、好きなところを見てきて」では、迷子になるか駅付近でスマホいじりに精を出すかでしょう。ちょうど1週間前ですから、クラスの学生をいくつかに分けて、そのグループごとに川越について調べさせることにしました。

川越経験者のTさんは、てんぷらラーメンがおいしかったとのことなので、それをまた食べようとグループのメンバーに提案していました。同じグループのDさんは、評判のコロッケ屋さんをネットで見つけ出し、食べに行きたいと訴えました。どうやら、このグループはグルメツアーになりそうです。

Nさんのところは、喜多院や時の鐘など、王道を歩く雰囲気です。かなり忙しいスケジュールのようですが、こちらはお昼をどうするつもりでしょう。菓子屋横丁あたりで仕入れたお菓子を食べながら歩き回るのでしょうか。それもまた、川越らしさの一つです。

学生たちは、意外に行動範囲が狭いです。自宅と学校と塾の範囲しか知らない学生が多いです。以前観光で来日し、ニセコは知っているけど渋谷は行ったことがないなどという例もあります。川越でてんぷらラーメンを食べたことがあるTさんなどは、貴重な存在です。漠然と「日本文化を知りたい」と言っているだけでは、いつまでたっても日本文化に触れられません。KCPの課外活動は、半強制的に学生を日本文化の中に放り込む意味もあります。これをきっかけに、日本を新しい角度から見てもらいたいと思っています。

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半袖の街から

10月11日(火)

東京は、最近長袖がちょうど過ごしやすい陽気が続いています。昨日も、天気予報では最高気温が29度とか28度とか言っていましたが、日がほとんど差すことなく、結局は22.8度止まりでした。沖縄は、連日30度近くまで気温が上がっているようです。まだ夏なんですね。

新学期が始まったにもかかわらず、Yさんはその沖縄にいます。当初の予定なら、今頃は会社の社長になって、KCPの学生ではなくなっているはずでした。しかし、手続きが遅れて、KCPをやめてしまうと不法滞在になってしまいますから、KCPの学生の身分をキープしている次第です。

ビザを変更するにしても、留学ビザ時代の出席率がかかわってきますから、沖縄になんかいちゃいけないのですが、Yさんにはそういう意識は希薄なようです。欠席したので様子を聞こうと電話した先生に「沖縄にいます」と答えたYさんを、素直でよいとするのか、罪の意識のかけらも感じられないとするのか、意見の分かれるところですが、私は後者のような気がします。

Yさんは国で大学を出ていますから、会社をつくればそれなりのビザを取ることはできます。しかし、会社を設立するにはお金がかかります。そのお金を、Yさんはご両親に出してもらったそうです。それも、個々の家庭の事情ですから、部外者の私がとやかく言うお話ではありません。しかし、そのお金で沖縄へ行って遊んでいるとなると、一言も二言も申し上げたくなります。どんな会社をつくるか知りませんが、今からこんな浪費を繰り返していたら、経営がうまくいくはずなどありません。また、会社設立のためにどうしても休まざるを得ないというのであれば、受験生が入試日に休むのに準じて認めてあげてもいいですが、“沖縄にいます”じゃどうしようもありません。

明日はYさんのクラスに私が入りますが、きっと会えないでしょうね。

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入学式挨拶

みなさん、本日はご入学おめでとうございます。世界の各地からこのように多くの方がKCPへ日本語を学びに来てくださったことを非常にうれしく思います。

先月、WHOのテドロス事務局長が「今回のパンデミックも終わりが見えてきた」という発言をしました。ゴールに到達したのではなく、ゴールが見えてきたというだけであり、感染拡大防止の努力を継続していく必要があるという文脈での発言です。この発言に対しては賛否両論がありますが、賛成の人も反対の人も考えていかなければならないのは、いわゆる出口戦略とその後です。

パンデミックが収まった後、この世界には新しい秩序が生まれ、それに基づいた新しい社会が築かれ、そこで暮らす私たちは新しい生活を送ることになるでしょう。パンデミックの前、2019年ごろまでの延長線ではない世界や社会や生活が始まることは疑う余地がありません。

また、今年も世界各地で異常気象が発生しています。みなさんの国ではいかがでしたでしょうか。日本は春先に日本海側で大雪が降り、6月下旬から7月上旬にかけて東日本を中心に猛暑に見舞われました。全国各地で大雨の被害が相次ぎましたが、今年は北日本が特にひどかったです。ここ数年で広く知れ渡った「線状降水帯」という専門用語が、今年も頻繁に用いられました。

日本だけにとどまらない、世界的な異常気象の原因を地球温暖化だとすることはたやすいです。しかし、原因を声高に唱えたところで、問題は何ら解決しません。これまた、新たな世界、社会、生活を作り上げていくことが求められます。

このように、現在は世界的な不連続面の上にあります。今、ここにいらっしゃる若いみなさんの子どもの頃、ほんの10年前、私に言わせれば、つい昨日みたいな時とも異質な歴史が始まろうとしているのです。時代の転換点を迎えていると言ってもいいでしょう。みなさんが30年後か50年後にこの時期を振り返った時、きっと、あそこで世界の流れが変わったと思うに違いない、そんな歴史の不連続面に直面しているのです。

そう考えた時、みなさんがこれから日本語を学ぶ意義とは何でしょうか。旧来の価値観を確認するために留学するのだとしたら、みなさんが手にする成果はわずかなものとなるでしょう。大学の単位を取るためなら、ある程度日本語が上手になれば目標は達せられます。日本で進学するためなら、入試に合格することが1つのゴールです。しかし、そこで立ち止まっていたら、転換点で置いてきぼりを食うだけです。たとえ志望校に合格したとしても、留学の敗者と言ってさえいいと思います。

今、まさにパラダムシフトが起きようとしています。このパラダイムシフトの担い手になれば、文字通り、自分の手で新しい時代を切り開き、新しい世界を創造できるのです。やりがいのある仕事が、みなさんを待ち受けています。私たち教職員一同は、みなさんを手助けすることで、次世代の旗手を育てることで、この歴史的なパラダムシフトに参画しようと思っています。

本日は、ご入学、本当におめでとうございました。

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何が売れるでしょう

9月10日(土)

「輸出産業は円高で経営が苦しくなっているので、為替を円安に誘導する」などということが、昭和末期か平成初期の、“Japan as No.1”のころにはよく言われました。事実、円高不況というのがあり、数字の上では確かにそうなのですが、自国の通貨が強いことのどこがいけないのだろう、わざわざ自国の通貨を弱くする必要があるのだろうかなどと、経済のよくわからない私はそう思っていました。強い円のおかげで、外国に対して意味も根拠もない優越感に浸っていただけかもしれませんが。

政府と産業界の“努力”が実って、半導体も電気製品も自動車も、バンバン輸入するようになりました。それに代わる産業が国内で生まれたかというと、アニメなどのコンテンツとインバウンドの観光業ぐらいでしょうか。しかし、観光業はこの2年余り、目に見えないほどの大きさのウィルスにやられっぱなしで、全く振るいません。世界中のだれひとり予測できなかったこととはいえ、実に脆弱な基盤の上に立っていたものです。

今、日本を代表する産業って何でしょう。サブカルは産業って呼べるのかなあ。日本留学は知識や技術の輸出を考えられないこともありませんが、日本を支える産業とは言い難いです。それに、日本の国が弱ってしまったら、前途洋々たる若者は寄り付きませんよ。“円安をフルに活用して、日本で遊んじゃおう!”なんていう人たちが中心になっちゃうかもしれません。

1ドル150円が目の前です。ロシアのルーブルに対してすら安くなっているそうじゃありませんか。こうなったら、大昔に1ドル250円で作ったトラベラーズチェックが日の目を見る日が来ることを楽しみに待つほかありません。

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偉大な方が

9月9日(金)

エリザベス女王が亡くなりました。在位70年、96歳の大往生です。英国のみならず、世界に君臨していたと言ってもいいくらい、王様らしい王様でした。おそらく、今年最大の世界のニュースとなるでしょう。

40年近くも昔、当時は卒業旅行という言い方はしていませんでしたが、就職直前にヨーロッパへ行きました。この中に女王様がお住まいなんだなあと思いながら、観光客らしくバッキンガム宮殿の衛兵の交代を見ました。私と同年代のダイアナ妃よりも、女王を最初に思い浮かべました。

そのダイアナ妃を始め、女王は多くの王室の方々に先立たれました。また、王室が、日本の皇室とは比べ物にならないくらい強い批判にさらされることもありました。ダイアナ妃の死に対して冷たすぎるなどというのもその一例です。でも、顔色一つ変えず公務をこなしたり世界各国を訪れたりされる姿に、なぜか安心感を覚えました。

そして、女王ご自身が見送られる日が来てしまいました。葬儀は、慣例に従えば18日だそうです。こちらは堂々の国葬です。英国民の4人に3人が女王を支持しているとかですから、英国民誰もが、世界中の人々が、国葬の日に衷心から冥福をお祈りすることでしょう。

こんな国葬の見本みたいなのを見せつけられてしまうと、岸田さん、いよいよもって分が悪いですね。死者を冒瀆するつもりなど毛頭ありませんが、エリザベス女王と比べたら、安倍さんも色が褪せてしまいます。しめやかで厳かであろう女王の国葬の翌週ぐらいに、反対の声の中、ろくに黙祷もしてもらえない国葬だと、安倍さんもかえって成仏できないのではないでしょうか…。

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はなむけのことば

9月7日(水)

1時ごろ、午前中にあった私のクラスの授業に欠席したXさんが受付に現れました。私や担任のM先生を呼ぶでもなく、事務職員と話をしています。カウンターまで出ていくと、Xさんは退学届けを書いているところでした。昨日、N大学の大学院に合格し、もう間もなく授業が始まるので、退学して引っ越しするそうです。

担任のM先生から、進学先が決まり、9月中に授業が始まるので、早々に退学するだろうと聞いていました。だからXさんの退学に驚きはしませんでした。でも、机を並べて学んできたクラスメートに挨拶ぐらいはしてほしかったです。昨日も休んでいますから、おとといのコトバデーが最終登校日でした。

明日から、クラスの出席簿にはXさんの名前はありません。だから、出席を取る時に教師がXさんの名前を呼ぶこともありません。自然消滅というか、フェードアウトというか、クラスの学生にとっては「最近、Xさん、見ないね」という感じで消えていくのでしょう。

立つ鳥跡を濁さずと言いますが、Xさんの場合、あまりにも濁さなさすぎます。「N大学に進学します。お世話になりました」ぐらい言ってもよかったんじゃないでしょうか。ミラーさんだってみんなの日本語の25課で言っていますよ。Xさんもそこを通ってきていますから、知らないはずがありません。

こういうあたりの教育が足りなかったのかな。N大学では日本人に囲まれて暮らしていくのですから、こんな一言の有無で人間関係が築けたり崩れたりします。来週にも新しい生活が始まるXさんへのはなむけとして、ちょいと説教してあげるべきだったかもしれません。

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水増し同然

8月31日(水)

岸田首相が、留学生30万人計画を拡大する方向で見直す方針を打ち出しました。“鎖国”直前は31万人ほどにまでなりましたが、現在は24万人程度に減っています。これをもう一度30万人に戻し、さらに上積みしようという考えです。

日本語学校は、日本の高等教育機関で学ぼうという意志のある方々をお預かりし、日本語力を付けさせ、大学院や大学、専門学校などに送り出すという役割を担っています。だから、国が留学生を増やすために汗をかいてくれるのは、本来ありがたいことです。しかし、留学生の実態を知っていると、このまま人数ばかり増やしていいものかと思う気持ちも抑えられません。

Cさんは数学がよくできます。でも、Cさんの宿題を見ると、問題に対して答えしか書いてありません。答えの導出過程は全く書かれていません。数学の答案を書くことは、論理思考の訓練です。それができないとなると、進学してから伸びないのではないかと思います。そういう学生が、Cさんだけではないのです。

この稿でたびたび書いていますが、EJUの問題は、高等教育機関の入試としては、非力です。“対策”でどうにかなってしまう部分が大きすぎます。こういう試験で高得点を取った受験生がそのまま大学に進学すると思うと、大学の教育の質に影響が及ぶのではないかと心配です。

ガリガリ1人で勉強して、マークシートの選択式問題は得意だけれども、筆答式となるとたじたじで、口頭コミュニケーション力ン不安のある留学生が増えるのではないかと危惧しています。大学院入試にも“対策”があったり、専攻そっちのけで志望校を選んだりしているのを見ていると、大学院や大学において留学生を増やすことが、本当に日本の国力を向上させるのか、若者の教育という形での国際貢献につながるのか、疑問を思います。

二流か三流の学生で30万人とか50万人とか、数字を振り回しても意味がありません。岸田さん、そういうところまで見た上で考えをまとめていますか。

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