12月20日(土)
KCPの12月は、その前年の1月に入学した学生が卒業していく時です。4月・7月・10月に入学した学生は3月が卒業の月ですが、日本語学校の在籍期間は最長2年と法律で定められているため、去年の1月生は来年の3月までKCPにいられないのです。
午前中、その卒業式が講堂で行われました。卒業生よりも、それを見送る教師の方が多いくらいですから、毎回、小ぢんまりとした、アットホームな雰囲気の卒業式になります。今年もその例に漏れず、和やかな雰囲気で式が始まりました。
型どおり卒業証書を手渡し、出席率が非常に良かった学生を表彰すると、事前に行った卒業生アンケートに基づいた卒業生インタビューがありました。受け持ったことのある教師からの一言もあり、笑いの絶えない卒業式となりました。どの学生も丸2年KCPにいたわけですから、教師にとっては直接教えたことがなくても学校内でよく見かける顔だったり、何かの折に話題に上ったり、自分のクラスの学生の友達だったり、そんな関わりがあります。まあ、どの学生もKCPの主みたいになっちゃってますからね。私なんか、その“有名人”の素顔に触れられるという感じでインタビューを聞いていました。
式の後は歓談タイムです。ここではさらにもっとディープな話ができました。“そういう事情であんたはあんなことをしてたのか”“えっ、あの人とまだ付き合ってるの?”なんていうことが、いくつも判明しました。
そして、お昼過ぎに卒業生たちは学校を後にしていきました。進学する学生、就職する学生、進路はいろいろです。これからの人生に幸多かれとひそかにお祈りしました。
日本語教師養成講座へのお問い合わせはこちらへ